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360v360.cn |12. 03. 2024

社會機能が中心都市に集中:「中國城市総合発展指標(biāo)2022」社會ランキング

タグ: 社會機能
中國網(wǎng)日本語版  |  2024-03-12

雲(yún)河都市研究院

 編集ノート:

 なぜ社會大項目のランキング上位がすべて中心都市なのか?どのメガロポリスが既に高齢化社會に入っているのか?中國で最も優(yōu)れた醫(yī)療リソースを持つメガロポリスはどこか?消費が最も活発なメガロポリスはどこか?雲(yún)河都市研究院は19のメガロポリスの人口構(gòu)造と社會機能を分析し、これらの疑問に答える。

 1.社會ランキングトップ10都市はすべて中心都市

 〈中國城市総合発展指標(biāo)2022〉(以下、〈指標(biāo)2022〉)の社會大項目ランキングが公表された。トップ10都市は、北京、上海、広州、成都、深圳、南京、杭州、重慶、西安、武漢で、これらはすべて國家や地域の中心都市である。さらに、トップ22都市は蘇州を除くすべてが中心都市である。

 明暁東中國國家発展和改革委員會発展戦略和計畫司元一級巡視員?中國駐日本國大使館元公使參事官は、「〈指標(biāo)2022〉の社會ランキングに拠り、私は初めて客観的なデータで都市の社會発展ぐあいを観察することが出來た。トップ20都市を東西で見ると、東部が12都市、中部が4都市、西部が4都市ある。南北で見ると、南部が14都市、北部が6都市である。中國の経済規(guī)模は、東?中?西部の順で減少し、南高北低の構(gòu)造になっている。これは人口も同様である。〈指標(biāo)2022〉社會ランキングは、中國の社會事業(yè)が経済発展と人口分布に相応していることを示している。中國の社會機能の配置は、基本的に均衡である」と指摘する。

 社會大項目は、ステータス?ガバナンス、伝承?交流、生活品質(zhì)の3つの中項目、都市地位、人口資質(zhì)、社會マネジメント、歴史遺産、文化娯楽、人的交流、居住環(huán)境、消費水準(zhǔn)、生活サービスの9つの小項目、および199組のデータから構(gòu)成される。

 本文は、〈指標(biāo)2022〉社會大項目ランキングを用いて、19のメガロポリスの主要な社會パフォーマンスを分析する。そのため19メガロポリスに屬する223の都市の〈指標(biāo)2022〉社會大項目ランキング偏差値を、メガロポリス別に「箱ひげ図」と「蜂群図」を重ねて分析、メガロポリスにおける社會大項目で、ランキング偏差値の分布狀況と差異を可視化した。箱ひげ図中の橫線は、サンプルの中央値、箱の上辺は上位四分位點(75%)、箱の下辺は下位四分位點(25%)、箱本體は50%のサンプル分布を示している。蜂群図は、個々のサンプル分布をプロットした図である。箱ひげ図と蜂群図を重ね合わせることで、サンプルのポジションと全體の分布の雙方を示した。

 この分析手法を用い、社會大項目全體の成績を俯瞰すると、珠江デルタの中央値のみが全國平均を上回り、殘りの18のメガロポリスは、社會大項目における偏差値の中央値が全國平均を下回っている。全國第1位の北京、第2位の上海を擁する京津冀と長江デルタも例外ではない。

 周牧之東京経済大學(xué)教授は、「これは、行政、醫(yī)療、高等教育、交流、文化娯楽など高度な社會機能が中心都市に集中していることに依る。高度な社會機能については、一般都市が中心都市に依存し、且つ中心都市との格差が拡大している。これは注目に値する現(xiàn)象である」と述べる。

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 2.少子高齢化が顕著に

 2022年に人口自然増加率がマイナスに転じたのは、遼中南(遼寧)、哈長(吉林?黒龍江)、成渝(四川?重慶)、長江デルタ、山西中部(山西)、関中平原(陝西?甘粛)、天山北坡(新疆ウイグル)、中原の8つメガロポリスである。特に遼中南と哈長は深刻で、2015年から2022年の7年間の平均人口自然増加率もマイナス成長であった。中國では少子化現(xiàn)象がすでに重大な社會問題となっている。

 人口自然増加率が最も高いのは珠江デルタで、黔中(貴州)、北部灣(海南?広西)、粵閩浙沿海(広東?福建?浙江)、寧夏沿黃(寧夏)、中原(山西?安徽?河南)、山東半島(山東)、滇中(雲(yún)南)、蘭州—西寧(甘粛?青海)、長江中游(湖北?湖南?江西)の10メガロポリスが続く。これらメガロポリスの7年間の人口自然増加率は10.1‰から4.6‰である。

 65歳以上の高齢者率に関して珠江デルタは、中國國內(nèi)で最も高い人口自然増加率と大量の若年層の流入により、19のメガロポリス中で最低の6.5%となっている。他に、高齢者率が低いメガロポリスは、順に天山北坡、寧夏沿黃、滇中、北部灣、黔中、蘭州—西寧、呼包鄂榆(陝西?內(nèi)モンゴル)、粵閩浙沿海である。

 一方、高齢者率が最も高いメガロポリスは成渝で17.4%である。遼中南、哈長、長江デルタ、山東半島、京津冀もそれぞれ17.3%、15.3%、15.3%、15.1%、14.1%と高い。これら6つのメガロポリスは近年、人口自然増加率がマイナス成長に陥ったか、大量の若年層が流出したか、あるいはその両方の理由を持つ。

 周牧之教授は「國連は"高齢社會"を、高齢者率が14%を超えた場合と定義する。中國全體の高齢者率は現(xiàn)在、13.7%に達し、高齢社會が目前となっている。上記6つのメガロポリスは成渝を筆頭に、既に高齢社會に入っている」と指摘している。

 3.生産年齢人口の過半數(shù)が、一線および準(zhǔn)一線のメガロポリスに集中

 一線メガロポリスである長江デルタ、珠江デルタ、京津冀の生産年齢人口の全國シェアは、それぞれ12.2%、6.5%、6.2%で、合計で全國の24.9%を占める。準(zhǔn)一線メガロポリスである成渝、長江中游、粵閩浙沿海、関中平原の生産年齢人口の全國シェアは、それぞれ7.2%、8.6%、6.6%、2.9%で、合計で全國の25.3%を占める。3つの一線メガロポリスと4つの準(zhǔn)一線メガロポリスは、全國の生産年齢人口の50.2%が集中している(詳しくは「中心都市がメガロポリスの発展を牽引する:中國都市総合発展指標(biāo)2022」を參照)。

 長江デルタ、珠江デルタ、京津冀の大學(xué)在校生數(shù)の全國シェアは、それぞれ13.7%、5.8%、9.4%で、合計で全國の28.9%を占める。成渝、長江中游、粵閩浙沿海、関中平原の大學(xué)に在籍する學(xué)生の全國シェアは、それぞれ7.4%、12.6%、4.1%、3.7%で、合計で全國の大學(xué)生の27.8%を占める。つまり、3つの一線メガロポリスと4つの準(zhǔn)一線メガロポリスには、未來の優(yōu)秀な生産人口である全大學(xué)生の56.7%が集中している。

 4.醫(yī)療リソースが、一線および準(zhǔn)一線のメガロポリスに高度に集中

 三甲病院(トップクラス病院)の數(shù)で見ると、長江デルタ、珠江デルタ、京津冀の全國シェアはそれぞれ13.2%、6.5%、9.5%で、3つの一線メガロポリス合計で全國の29.2%に達する。成渝、長江中游、粵閩浙沿海、関中平原の全國シェアはそれぞれ7.1%、10.2%、5.6%、3.3%で、4つの準(zhǔn)一線メガロポリス合計で全國の26.2%を占める。

 醫(yī)師數(shù)に関しては、長江デルタ、珠江デルタ、京津冀の全國シェアはそれぞれ13.5%、5.2%、8.6%で、3つの一線メガロポリス合計で全國の27.3%を占める。成渝、長江中游、粵閩浙沿海、関中平原の全國シェアはそれぞれ7.5%、8.6%、6%、3.1%で、4つの準(zhǔn)一線メガロポリス合計で全國の25.2%を占める。

 醫(yī)療機関病床數(shù)に関しては、長江デルタ、珠江デルタ、京津冀の全國シェアはそれぞれ12.7%、4.3%、6.4%で、3つの一線メガロポリス合計で全國の23.4%を占める。成渝、長江中游、粵閩浙沿海、関中平原の全國シェアはそれぞれ8.8%、9.6%、5.7%、3.4%で、4つの準(zhǔn)一線メガロポリス合計で全國の27.5%を占める。

 一線メガロポリスと準(zhǔn)一線メガロポリスには、全國の三甲病院の55.4%、醫(yī)師數(shù)の52.5%、醫(yī)療機関病床の50.9%が集中している。中國では醫(yī)療リソース、特に高度醫(yī)療施設(shè)は、中心都市に集中する狀況が顕著である。一線および準(zhǔn)一線の中心都市は、優(yōu)れた醫(yī)療リソースを用い、市民だけでなく、メガロポリス內(nèi)ひいては全國の患者に高度な醫(yī)療サービスを提供している。

 5.映畫市場は、一線および準(zhǔn)一線メガロポリスに集中

 映畫館數(shù)では、長江デルタ、珠江デルタ、京津冀の全國シェアはそれぞれ19.1%、9.9%、6.6%で、3つの一線メガロポリス合計で全國の35.6%を占める。成渝、長江中游、粵閩浙沿海、関中平原の全國シェアはそれぞれ8.1%、9.3%、6.2%、3%で、4つの準(zhǔn)一線メガロポリス合計で全國の26.6%を占める。

 観客動員數(shù)では、長江デルタ、珠江デルタ、京津冀の全國シェアはそれぞれ20.0%、10.4%、7.2%で、3つの一線メガロポリス合計で全國の37.6%を占める。成渝、長江中游、粵閩浙沿海、関中平原の全國シェアはそれぞれ8.8%、10.1%、6.6%、2.4%で、4つの準(zhǔn)一線メガロポリス合計で全國の27.9%を占める。

 一線メガロポリスと準(zhǔn)一線メガロポリスは、全國の映畫館數(shù)の62.2%と観客動員數(shù)の65.5%が集中し、全國の映畫興行収入の66.5%に達している。

 6.ラグジュアリーブランド消費の急増

 エルメスやルイ?ヴィトンなど11の國際的なラグジュアリーブランドの店舗數(shù)では、長江デルタ、珠江デルタ、京津冀の全國シェアはそれぞれ26.8%、6.8%、16.6%で、3つの一線メガロポリス合計で全國の50.2%を占める。成渝、長江中游、粵閩浙沿海、関中平原の全國シェアはそれぞれ9.8%、6.3%、2.8%、4.3%で、4つの準(zhǔn)一線メガロポリス合計で全國の23.2%を占める。一線メガロポリスと準(zhǔn)一線メガロポリスには、全國の國際ラグジュアリーブランド店舗の73.4%が集中している。

 長江デルタメガロポリスは國際ラグジュアリーブランド店舗數(shù)が最も多く、京津冀がそれに続く。成渝、長江中游、遼中南、関中平原の高級品消費熱も注目に値する。豊かな珠江デルタは、意外にも內(nèi)陸の成渝より3%ポイント低い。

 周牧之教授は「過去20年間、急速なグローバリゼーションは富の創(chuàng)造を世界的に促し、高級品の消費も急速に増加した。2022年の世界の個人高級品市場は2000年の3倍の規(guī)模に達した。新型コロナ禍直前の2019年には、中國が世界個人高級品市場シェアの33%を占めた。2030年までには中國の同シェアは40%に達すると予測されている」と指摘する。

 7.社會発展格差縮小を目指して

 明暁東氏は「19のメガロポリスは中國経済成長の主要地域で、全國の80%以上の労働人口と90%以上の大學(xué)生、80%以上の醫(yī)療資源と90%以上の映畫館など文化施設(shè)が集中している。メガロポリスごとに見ると、トップ5のメガロポリスはすべて一線および準(zhǔn)一線のメガロポリスである。とくに長江デルタ、珠江デルタ、京津冀は、全國の労働人口の約四分の一と大學(xué)生の約30%が集中し、中國で最も活力に満ちたイノベイティブな地域である。長江中游は、全國の大學(xué)生の12.6%、三甲病院の10.2%、映畫館の9.3%を占め、中國の教育、醫(yī)療、文化資源を長江デルタに次いで有する、非常に強力な発展ポテンシャルを持つメガロポリスである」と述べている。

 楊偉民中國共産黨中央財経領(lǐng)導(dǎo)小組弁公室元副主任は、「〈指標(biāo)2022〉社會大項目の都市およびメガロポリスの社會発展に対する総合評価を見ると、社會発展は経済発展の結(jié)果であり、人文的、歴史的、地域的、民族的など多様な要因の影響を受けている。中國の発展は人間中心の発展であり、経済発展は最終的に人々の生活水準(zhǔn)の向上に反映されなければならない。社會大項目の評価は、メガロポリス間の生活水準(zhǔn)の狀況と消費ポテンシャルを反映している。一線および準(zhǔn)一線メガロポリスは、國際ラグジュアリーブランド店舗の全國四分の三を占め、消費力の強さが際立つ。一線および準(zhǔn)一線メガロポリスの映畫館観客數(shù)は全國の三分の二を占め、住民の精神文化へのニーズの高さを示している。しかし、これはまた、メガロポリス間で社會発展に大きな格差があることを示している。中國は地域間および都市間の経済発展格差を縮小するだけでなく、社會発展格差を縮小する努力が欠かせない」と総括している。

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 「中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」2024年3月12日