どの基準で見ても、中國人の海外旅行及び高級品支出はコロナ前の水準に戻っておらず、多くの高額消費が國內で行われている。米ベイン?アンド?カンパニーの試算によると、中國大陸部の消費者の高級品購入量のうち、23年は國內が70%でコロナ禍の90%を下回ったが、15年の23%や18年の27%を大きく上回った。中國の観光業の回復は未だ不均衡で、そのため中國の域外高級品消費が完全にコロナ前の水準に戻る時期を判斷し難い。米サイトが伝えた。
しかし一部の中國人は今年、海外での消費を増やそうとしている。これは今後1、2年のより広範な回復の予兆かもしれない。胡潤研究院が最近中國人を対象に行った調査によると、観光はZ世代が好む余暇の過ごし方だ。年配の回答者は、退職後に旅行を増やす予定とした。喜ばしいことに、多くの中國人客は今後も西歐や日本などを目的地とする。オリバー?ワイマンのデータによると、西歐を訪れたことのある中國人客のうち40%が年內の再訪を予定している。ヨーロッパ観光委員會は、中國人客は今年60%激増すると予想。
中國の海外旅行者數はコロナ前の水準に完全には戻っていないが、中國人消費者の海外高級品支出が予想以上に増えている。その力強い回復は海外旅行の伸び率を上回っている。ショッピング稅還付サービス企業のグローバルブルーのデータによると、中國人客の支出増が目覚ましく、イタリアでの支出は19年比で14%増、フランスは20%増、日本は117%増、シンガポールは64%増となっている。この激増は「中國人消費者の國內高級品消費の傾向が変わることはない」という説を脅かし、中國人消費者が海外高級ショッピング體験への興味を取り戻しつつあることを浮き彫りにした。
?中國網日本語版(チャイナネット)?2024年4月15日