「北京商報」の記者がモーターショーの現場を取材したところ、自動車メーカーの海外スタッフの他にも、多くの海外のディーラー、サプライヤー、メディア、さらにはオーナーが來場した。他にもメーカーの案內板を持ったスタッフが外國の団體を率いて來場した。1000人の海外関係者が団體になり、長城汽車の展示ブースを訪れた。
中國自動車メーカーは近年、新エネ車やスマート技術により世界で追い上げをかけ、海外市場の開拓を続けている。データによると、昨年の自動車輸出臺數は前年比57.9%増の491萬臺だった。乗用車市場情報連席會の崔東樹秘書長は、「中國車は近年、品質向上と高い競爭力により、海外市場で忠実なファンを集めている」と述べた。
EVモデル転換がワンテンポ遅いとされてきたホンダも、中國の技術を導入することでモデル転換を急いでいる。ホンダの五十嵐雅行中國本部長は今回の北京モーターショーで、35年までにホンダが中國で販売する車種をすべてEVにすると表明した。またホンダ中國現地法人はこのほど「燁」ブランドを発表した。同ブランドの3つのモデル「燁P7」「燁S7」「燁GT CONCEPT」が今回のモーターショーでお披露目された。情報によると、「燁」ブランドのモデルはホンダ新世代EV専用プラットフォーム「アーキテクチャーW」を採用。これはホンダの中國研究所の若い現地チームによって開発された。また「燁」ブランドは研究開発及び設計以外にも、寧徳時代、ファーウェイ、航盛電子、科大訊飛という中國トップの部品サプライヤー4社と提攜する。ホンダ中國現地法人の責任者は、「中國のサプライヤーは現在すでに業界の最先端になっており、自動運転やスマート化技術で高い実力を持つ。當社は中國の非常に優秀な専門のメーカーと提攜する」と述べた。
同じく日系トップのトヨタは今回の北京モーターショーで、テンセントと戦略的パートナーシップを結ぶと発表した。トヨタの関係者は、「當社やテンセントの大規模言語モデル、クラウド、デジタル化エコシステムなどの優れた能力を結びつけ、當社のSDVなどの豊富なモビリティと融合させることで、すべての消費者に向けパーソナライズされた多様な移動體験を提供する」と述べた。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2024年4月26日