市場で注目を集めている超長期特別國債の発行が「開幕」した。3日現在までに超長期特別國債は2期に分け、800億元発行されている。
財政部が5月31日に発表した「2024年超長期特別國債(1期)第1回再発行活動の関連事項に関する通知」によると、財政部は2024年超長期特別國債(1期)(30年債)を初めて再発行し、競爭入札総額を450億元とし、6月7日に入札を行う。財政部がその前に発表していた発行計畫によると、今年は1兆元規模の超長期特別國債を5-11月の計22回に分け、比較的均等に発行する。
超長期特別國債の発行と同時に、四川省、上海市、北京市、湖南省などの各地も最近、超長期特別國債プロジェクト申請活動を積極的に手配している。
中國商業経済學會副會長、華徳榜創業者の宋向清氏は「証券日報」の取材で、「各地による超長期特別國債プロジェクト申請の積極的な計畫とプロジェクト建設の加速は、內需けん引、雇用拡大、住民の所得増、市場の消費の刺激などに有利だ。これはまた良好な市場の期待感の形成にも有利だ。特定プロジェクトの建設により産業プロジェクト投資をけん引することで、産業規模を拡大し経済の質の高い持続的な発展を促す」と述べた。
巨豊投顧の投資顧問総責任者の郭一鳴氏も、「超長期特別國債は積極的な財政政策の重要ツールだ。地方がこの追加資金を積極的に摑み取ろうとすることは、重大インフラの建設を促し、各地の重點産業の発展をさらに高水準にし、國內経済の回復と好転を促進する」と述べた。
郭氏は、「関連プロジェクトの建設加速と同時に、資金の使用効率を高めることに注意が必要だ。また超長期特別國債と地方債などの資金の調和的な使用により、より多くの民間資本をけん引し、地方の建設と発展をより良く促進できる」との見方を示した。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2024年6月4日