福建省廈門市で開かれた2024國際投資フォーラムは8日、『中國雙方向投資報告2024』を発表した。報告によると、中國の開放協力の魅力は高まり、雙方向投資は新たな発展を実現し、世界との互恵?ウィンウィンを促進した。
報告は「1+4」構造で、主報告と、地區編、開放プラットフォーム編、協會編、産業編の4編11テーマからなる。報告は、世界の海外直接投資(FDI)は持続可能な投資、デジタル化転換、新興市場、地域協力、靱性、革新の5つのチャンスを備えるとし、再生可能エネルギー、技術とデジタル経済、醫療保健とバイオ技術などの産業に期待を示した。
報告は以下のように指摘した。複雑で厳しい國際環境と世界の越境投資の減少という不利な影響の中、中國は外資の導入と利用にさらに力を入れ、2つの市場、2種の資源の相乗効果を引き続き発揮した。2023年に世界2位の外資流入國になり、海外直接投資は世界3位につけ、雙方向投資の規模と質は向上し、優れた點が際立った。
外資導入については、中國はより強力な外資導入政策を打ち出し、開放協力の魅力は高まっている。2023年の中國の外資実質利用額は約1633億ドルで過去3番目の規模となった。海外投資については、中國の海外投資政策の整備が進み、海外投資協力は安定かつ健全に発展している。2023年の中國の全産業の海外直接投資額は1478億5000萬ドルに達し、海外投資大國という地位をいっそう固めた。
國務院発展研究センター対外経済研究部の羅雨沢副部長は、中國の雙方向投資は世界との互恵?ウィンウィンを促進したと話す。中國の外資系企業は中國市場のチャンスと発展の利益を受け、自身の増益を実現した。中國の雙方向投資はグローバル経済に安定性と成長の新たな原動力をもたらしただけでなく、ホスト國の発展能力も高めた。
報告は中國國際投資貿易商談會、國務院発展研究センター対外経済研究部、國務院発展研究センター情報センターが共同で作成した。
2024國際投資フォーラムは第24回中國國際投資貿易商談會と同時開催された関連活動。今回の投資貿易商談會は8日に福建省廈門市で開幕し、年度テーマは「世界をつなぐ投資」、展示面積は12萬平方メートルで、計119の國と地域が出展した。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2024年9月10日