獨バーデン=ヴュルテンベルク州太陽光?水素エネルギー研究センターがこのほど発表した報告書によると、2023年の世界の電気自動車(EV、PHEV、EREVを含む)保有臺數は前年比約50%増の4200萬臺弱にのぼった。うち中國は約2340萬臺で世界の過半數を占めた。
獨データプラットフォーム「Statista」の統計によると、世界の電気自動車の売上高は24年に7862億ドルにのぼり、かつ24?29年の年平均増加率が6.63%にのぼる見込みだ。業界関係者は、世界では環境保護と低炭素の理念が深く浸透し、電気自動車の技術更新がハイペースで行われており、世界の電気自動車販売は24年通年で大幅な増加を維持する見込みと述べた。
S&Pグローバルは報告書の中で、「世界の自動車業界は電動化を加速中だ。電気自動車の今後の販売増に期待でき、市場の將來性が高い。30年には新車販売臺數に占める電気自動車の割合が4分の1を超える」との見方を示した。
國際エネルギー機関は、今後10年で世界の電気自動車の需要が急増を維持すると予想した。これは世界の自動車産業を再構築し、道路交通分野の石油消費量を大幅に減らすという。電気自動車の使用により、23年に世界の溫室効果ガスの排出量が2億2000萬トン以上減った。この數値は22年ならば8000萬トンだったという。
國際エネルギー機関の計算によると、カーボンニュートラルの目標を達成するためには、30年に世界の新エネ車販売臺數を23年の3倍以上の約4500萬臺にする必要がある。現在の生産能力では世界市場の需要を満たすには程遠い。タイ電気自動車協會のスロイ?サンスニット副會長は、「世界の新エネ産業発展は大きな流れだ。中國は世界の電気自動車分野の先駆者として、世界的な溫暖化の対応で重要な貢獻を成し遂げた。経済グローバル化を背景とし、中國との電気自動車の協力を強化することで世界各國、特に発展途上國は新エネ産業の発展から利益を得ることができる」と述べた。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2024年10月17日