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二十四節(jié)気の秋分の養(yǎng)生篇 |
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舊暦によると、秋分はちょうど秋の90日間の真中にある。この日から、直射日光の射し込む位置は引き続き赤道から南半球へと推移し、北半球は晝が短く夜が長(zhǎng)くなる。この時(shí)になると、中國(guó)のほとんどの地域はさわやかな秋に入り、南下する寒気が次第に衰える。暖かくて濕った空気と出遭うと、一回また一回と雨が降るようになり、気溫も毎回下がってくる。まさに人々が常に言うように、「秋の雨が一回降るとそれだけ寒くなる」時(shí)分になるが、秋分以降の日間降水量はそれほど大きくはない。 秋分の節(jié)気はすでに本當(dāng)に秋に入ったため、晝夜の時(shí)間が等しい節(jié)気として、人々は養(yǎng)生の中で陰陽(yáng)のバランスをとる法則に基づいて、體に「陰平陽(yáng)秘(陰陽(yáng)のバランス)」という原則を保たせ、『素問?至真要大論』の説によると、「謹(jǐn)んで陰陽(yáng)の所在を調(diào)べ、バランスを期し」、陰陽(yáng)がアンバランスにならないようにする。 精神の養(yǎng)生で最も主要なことは楽観的な気持ちを保ち、神、志の安らぎを保ち、草木を枯らす気を避け、神の気を収斂し、秋のおだやかで寛容な気に適応するのである。體質(zhì)の養(yǎng)生は中國(guó)古代の民間の九九重陽(yáng)(舊暦の重陽(yáng)節(jié))に高い所に登って景色を見る習(xí)わしを選ぶこともよく、高い所に登って遠(yuǎn)くを見渡すと、心を晴々とさせ、気持ちがふさぐすべてのこと、憂うつなことなどの好ましからぬ気持ちはたちどころに消え去り、これは養(yǎng)生における養(yǎng)生収斂法の1つであり、精神を調(diào)節(jié)するよいやり方でもある。 飲食の養(yǎng)生の面では、漢方醫(yī)も陰陽(yáng)のバランスの面から出発し、飲食を適度にすることと、やめることに分けられる。陰平陽(yáng)秘に利するものを適度とし、これに反すればやめるのである。異なる人には違った適度というものとやめることがあり、例えば陰気が不足し、陽(yáng)気が余っている高齢者には、カロリーが多く滋養(yǎng)分の高いものは避けるべきである。発育のさなかにある子供たちにとっては、もし特殊な原因がないならば過度に補(bǔ)すべきではない。痰の濕気の體質(zhì)のものにとっては、脂っこいものは避けるべきである。木火の質(zhì)のものにとっては辛いものは避けるべきである、皮膚病、ぜんそくにかかっているものにとってはエビ、カニなどの海産物は避けるべきである。胃の寒なるものにとっては、生ものや冷たいものは避けるべきである。どんなものであろうと、その本質(zhì)は実の者が更に実となり、虛の者が更に虛となることを防いで陰陽(yáng)のアンバランスを避けるべきである。飲食の養(yǎng)生の面では「虛ならばそれを補(bǔ)し、実ならば下し」、「寒の者はそれを溫め、溫の者はこれを寒にする」という原則を具現(xiàn)すべきである。食品の組み合わせと飲食の調(diào)節(jié)の面では、漢方醫(yī)も陰陽(yáng)の調(diào)和を重視している。食と薬を一體化させた養(yǎng)生観の中で、同じ天然産物に屬する漢方薬と食物は、いくつかの性質(zhì)、特に人體の陰陽(yáng)の気、血の機(jī)能を補(bǔ)するか、養(yǎng)生する面で本來通じ合っているものであり、水と乳のように溶け合い、分かちがたい関係があることを強(qiáng)調(diào)している。 數(shù)千年來の食文化の歴史によると、中華民族の飲食の習(xí)慣は精進(jìn)料理を踏まえて、肉料理と精進(jìn)料理を組み合わせ、トータルな食事を目指している。いわゆるトータルな食事とは飲食內(nèi)容の面でできるだけ多様化を長(zhǎng)期的あるいはしばしば目指すようにし、肉料理と精進(jìn)料理、主食と副食、ランチと間食、飲むものと食べるものの間の合理的な組み合わせを重んじることが求められる。食して偏ることなく、量が多過ぎてもいけないと主張している。海の幸、山の幸、ニワトリ?アヒル?魚?肉、美酒?銘茶、飲み食いおよび過渡の清貧をよしとするやり方はいずれも取り柄はない。 古代の醫(yī)學(xué)者は長(zhǎng)期にわたる生活の実踐の中で食物の性質(zhì)を次ぎの3つの種類に帰した。つまり寒?涼類、平性の類、溫?熱類である。そのうちよく見かける300余りの食物の統(tǒng)計(jì)データから見ると、平性の食物が多數(shù)を占め、溫?熱性はこれに次ぎ、寒?涼性は更にこれに次ぐのである。 その効能について言えば、寒?涼性の食物は陰を滋養(yǎng)し、熱を下げ、のぼせをなくし、血を涼にし、解毒の作用があり、これらの食物としてはスイカ、マクワウリ、バナナ、サトウキビ、マンゴー、ビワ、リンゴ、ナシ、カキ、クログワイ、ヒシの実、クワの実、トマト、キュウリ、ニガウリ、トウガン、白いダイコン、ヘチマ、レンコン、マコモダケ、タケノコ、クワイ、ワラビ、スベリヒユ、キンサイ、薄味の納豆、海藻類、コンブ、カニなどが含まれる。 溫?熱性の食品は溫経のものが多く、陽(yáng)を助け、血のめぐりをよくし、経絡(luò)をすっきりさせ、寒を発散させるなどの作用があり、そのうちトウガラシ、サンショウ、からし、マスなどは熱性の食物であり、サクランボ、レイシ、竜眼、アンズ、ザクロ、クリ、ナツメ、クルミの実、ニンニク、カボチャ、ネギ、ショウガ、ニラ、ウイキョウ、タウナギ、レンギョ、イガイ、エビ、ナマコ、トリ肉、ヒツジの肉、シカの肉、ハム、ガチョウのタマゴなどは溫の性の食物である。 平性の食物としてはスモモ、イチジク、ブドウ、ギンナン、ユリ、ハスの実、落花生、ハシバミの実、黒ゴマ、白黒キクラゲ、金花菜、タマネギ、ジャガイモ、黒豆、アズキ、ダイズ、インゲンマメ、ササゲ、キャベツ、サトイモ、ニンジン、ハクサイ、チャンチンの若葉、青蒿、ダイトウサイ、クラゲ、キグチ、コイ、ブタ肉、ブタのヒヅメ、牛肉、スッポン、ガチョウの肉、ウズラ、タマゴ、ウズラのタマゴ、ハトのタマゴ、ハチミツ、ミルクなどがある。 二十四節(jié)気の養(yǎng)生篇の最後に、みなさんのために『壽親養(yǎng)老新書』の中の、どのように正気を保養(yǎng)するかについての透徹した言葉を選んでまとめ、本の中では「一は口を少なく開き、內(nèi)の気を養(yǎng)う。二は色欲をやめ、精、気を養(yǎng)う。三は味を薄くし、気、血を養(yǎng)う。四は唾液を飲み込んで、臓の気を養(yǎng)う。五は怒ることなく、肝臓の気を養(yǎng)う。六は飲食はおいしいものにし、胃の気を養(yǎng)う。七はあまり考えすぎず、心の気を養(yǎng)う……」と述べられている。これをみても分かるように、これは長(zhǎng)生きするための根本的なやり方である。 秋分の節(jié)気にみなさんに次のような料理をおすすめしたいと思う。 カニと味噌の煮物 [使う材料] シナモクズガニ(カニでもよい)500グラム、ショウガ、ネギ、酢、しょう油、白砂糖、乾燥した小麥粉、化學(xué)調(diào)味料、みりん、カタクリ粉、食用油それぞれ適量 [作り方] カニをきれいに洗って、鋭い爪を切り取り、カニの腹部を上に向けて真中から2つに切って、カニの內(nèi)臓をえぐり取って、カニの腹部の切られたところに乾燥した小麥粉をまぶす。ナベを熱くし、ナベの中に油を入れて熱したと思われるまで火を通し、カニ(小麥粉をまぶした側(cè)を下に向ける)をナベに入れて揚(yáng)げ、カニがこがね色になってから、ひっくり返して揚(yáng)げ、全體がムラなく揚(yáng)げられるようにし、カニの殻が真赤になると、ネギ、ショウガのみじん切り、みりん、酢、しょう油、白砂糖、水を入れて、8分間前後煮てカニの身がすっかり熟してから、汁を煮詰め、化學(xué)調(diào)味料を入れて、といたカタクリ粉であんかけをし、少量のあぶらをかけてからナベから取り出せばよい。 [効能] 陰を益し骨髄を補(bǔ)し、熱を下げて鬱血をなくす。 乾燥むきエビとタケノコの炒め物 [使う材料] タケノコ400グラム、乾燥むきエビ25グラム、みりん、塩、化學(xué)調(diào)味料、薄味のスープ、植物油それぞれ適量 [作り方] タケノコをきれいに洗って、庖丁でたたいて、長(zhǎng)さ4センチにきざみ、更に一の字の形に拍子切りにし、湯の入ったナベに入れてさっとゆでて、渋味をすくい取って冷たい水でこす。油をナベの中に入れて熱したと思われると、タケノコを入れて少し揚(yáng)げ、すくい取って油をきっておく。ナベの中に油をすこし殘して、タケノコ、薄味のスープ、塩を入れて炒め、味が出るとナベから取り出す。更にナベの中に油を入れて熟したと思われるまで炒め、乾燥むきエビ、みりん、薄味のスープ少量、化學(xué)調(diào)味料を入れて、タケノコをナベの中に入れてムラなく炒めてからお皿に盛り付ければよい。 [効能] 熱を下げて痰を取り除き、かぜを治し、解毒する。 サトウキビのかゆ [使う材料] サトウキビの汁800ミリリットル、コウリャン200グラム。 [作り方] サトウキビをきれいに洗って汁を搾り、コウリャンをきれいに洗い、サトウキビの汁とコウリャンをナベの中に入れて、更に適量の水を入れて、グツグツ煮て薄いかゆにする。 [効能] 脾臓を補(bǔ)し、消化を助け、熱を下げ、唾液の分泌を促す。 「チャイナネット」2002年9月26日
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