哈爾濱(ハルビン)工程大學は、リモコン操作で重癥急性呼吸器癥候群(SARS)治療を支援、醫療関係者の2次感染の危険を軽減する醫療用ロボットの開発に成功した。まもなくSARS治療の現場に投入される。
ロボットは高さ約50センチ、重さ約50キロの戸棚のような形狀。主要な構成部分は、駆動部分、消毒噴霧器、無線リモコンシステム、撮影?伝送システム、遠隔監視裝置など。
開発した哈爾濱工程大學の孟慶キン教授の説明によると、ロボットを使って感染地區の消毒や、患者への薬や食事、生活用品の提供、醫療機器や被験サンプル、検査結果の搬送、汚染地區のごみ処理などを行うことができる。
連続で2時間作動し、最大積載量は35キロ。6つの車輪を使って毎秒約0.7メートルの速度で移動する。搭載カメラから送られた汚染地區の映像を外部に設置されたモニターで確認しながら、200メートル以內の範囲で遠隔操作することができる。
「人民網日本語版」2003年5月15日