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両岸の清華大學、北京は指導者、臺灣は學者の育成
発信時間: 2009-08-28 | チャイナネット

 

著名な教育者である梅貽琦氏は、1955年に命を受けて臺灣に戻り、臺灣の新竹で清華原子科學研究所の設立を準備し始めた。1956年には原子科學研究所を基礎に、臺灣新竹清華大學が正式に成立。そして中國に、同じ校名、校訓、歴史、文脈を持つ北京清華大學と臺灣新竹清華大學が海を隔てて存立した。

校訓は『自強不息、厚徳載物』

中國大陸で最高學府の一つである北京清華大學は、「エンジニアの揺籃」と呼ばれ、學生の育成と學界での高い地位以外にも、中國の政治指導者たちの「揺籃」でもある。

中國共産黨中央政治局常務委員會の中で、胡錦濤氏、呉邦國氏、習近平氏の3人は共に北京清華大學の卒業生で、胡錦濤主席は清華大學水利工程學部、呉邦國委員長は無線電信電子學科真空トランジスタ學部を卒業、習近平副主席は人文社會學院マルクス主義理論と思想政治教育學部で學び法學博士の稱號を持っている。

臺灣新竹清華大學はこの半世紀に、ノーベル賞の受賞者1人を含む13人の中央研究院の院士を育成した。中央研究院の院士は臺灣學術の最高の栄譽を代表する人たちだ。

北京清華大學香港?マカオ?臺灣事務室の夏広志副主任は取材に対して、「海峽両岸の2つの清華大學は、中華民族のエリートを育成する面で共に歴史の使命を引き受け、大學の責任を負っている。臺灣新竹清華大學はあとに建設されたが、『自強不息、厚徳載物』(自らを向上させることを怠らず、人徳を高く保ち物事を成し遂げる)を校訓に、その流れを伝承し一つのことを貫いている」と答えている。

「自強不息、厚徳載物」は、易経の乾為天及び坤為地中の「天行健、君子以自強不息。地勢坤、君子以厚徳載物」(天行建なり、君子は以て自強して息まず。地勢坤なり、君子は以て厚徳載物)からきている。

中華文化は共同の文化信仰

1914年の冬、清華大學に招待された政治家であり歴史學者だった梁啓超氏は、『君子』をテーマに講演を行い、清華の學生たちを勵ました。講演後に清華大學は、「自強不息、厚徳載物」を校訓とし、校章を作って今に至るまで伝えてきた。

夏広志副主任は「學術、教育、文化と、民族の感情の上では両岸の學生たちは區別なく一様に親しく交わっている。私たちの體には中華民族の血が流れ、同じ校訓を持ち、中華文化は互いに共同の文化信仰だ」と語る。

2001年に北京清華大學は創立90周年、臺灣新竹清華大學は創立45周年を迎えた。その年の4月22日、北京清華大學の王大中校長は臺灣新竹清華大學を訪問して祝意を表し、4月29日には臺灣新竹清華大學の劉炯朗校長が、北京清華大學の創立記念行事に參加している。

「私たちにとって両岸の清華大學の交流は伝統的な項目で、北京清華大學は臺灣の臺灣大學、新竹交通大學、成功大學などとも交流していたが、両岸の清華大學は同じ流れを汲み、血のつながった親戚のようであり、教師や學生たちの交流も他の大學より早くて多い」

清華大學が毎年、臺灣に行って交流する教師は300人ほどいるが、その多くは新竹清華大學に派遣され、雙方はナノ材料やエネルギー、化學などの方面で、ほぼ毎年のように協力している。両岸教育交流の勢いに対して、大陸は最近、臺灣の學生が大陸の大學に入る際の出願要求を再び広げた。こうした措置は、両岸青少年の相互理解の改善や、両岸関係の平和の発展にとって重要な意義があることは間違いない。

「チャイナネット」 2009年8月28日

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