中國科學技術部の公式サイトが16日伝えたところによると、ハイテク研究発展計畫(863計畫)の「良質?高生産で抵抗力の強い専用小麥の分子?細胞品種作成」研究で大きな成果があった。良質で生産性、抵抗性が高く広い地域で栽培できる45の小麥の新品種が8012萬ムー(1ムーは約6.6アール)栽培、1ムー當たり25キログラムの増産となり、社會経済効果が40億元にのぼった。
生産量の増加ペースが遅く、病気に対して抵抗力のある品種が頻繁になくなり、新技術の応用が遅れていることが小麥の育種を制約する主な要因となっていた。それに対し、同研究は品質と抵抗性を中心に、高生産と養分の効率的利用を考慮。小麥の分子育種と細胞の効率的育種技術體系の構築して、中國の小麥の育種水準を全體的に高めるとともに、良質で高生産の小麥の新品種を広め、小麥産業の刷新と世代交代を促進することを目指した。
同研究によって中國の小麥の主産地では品種更新が実現し、食糧の安全確保と気候の変化への対応がなされた。その間構築された品質評価體系はすでに全國30の育種事業単位、小麥粉メーカーなどで広く応用され、中國の小麥の品質改良を力強く推し進めているほか、新品種にはDNAマークが導入され、小麥の品質研究や品質育種に役立てられている。(編集KA)
「人民網日本語版」2011年2月17日