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北京の「背骨」 壯大な中軸線
タグ: 中軸線
人民中國 | 2024-07-27
世界文明の絵巻には、それぞれの都市の軸となる線(目抜き通り)にそれぞれの美しさがある。パリのシャンゼリゼ通りやベルリンのウンター?デン?リンデン通り、さらにバルセロナやワシントン、キャンベラなどの町の中軸線は、どれも現地の有名なランドマークとなっている。中でも北京の中軸線は規模が最も大きく、歴史も最も長い。北は鐘鼓樓から南は永定門まで、全長7?8?にわたって北京の中心部を貫く北京中軸線は、世界で最も長く保存狀態の良い古代都市の軸線の一つで、「北京舊市街の魂と背骨」と呼ばれている。
元代に始まり750年余りの歴史を誇る北京中軸線は、明?清両時代から近現代にかけて形成?整備された。故宮や天安門、景山、天壇など北京の最も重要な建築物のほとんどはこの中軸線上にある。その左右対稱でバランスが取れ、整然とした構造は、中國人の調和と秩序、バランス感覚に対する追求を反映し、中華文化の「中庸思想」が込められている。
インド?ニューデリーで開催中のユネスコ第46回世界遺産委員會で27日、北京中軸線の世界遺産登録を決定した。北京中軸線の世界遺産としての「資格」はどこにあるのだろうか。歴史遺跡の趣、脈々と受け継がれている重厚さ、それとも活気あふれる暮らしの息吹や文化の香りか――その答えを特集で紹介しよう。
その一 南北に連なる名建築の數々
その二 750年の歴史と文化散策
その三 保護と修繕で次世代に殘す
「人民中國インターネット版」2024年7月27日