日本の人気グループSMAPは、もともと今月13日に上海萬博で初の海外イベントをする予定だった。しかし上海萬博事務局は5日午後、安全を理由にこのイベントの中止を発表。SMAPは所屬事務所を通して「僕らに會う事を楽しみに待っていたファンの方たちの気持ちを思うと、大変つらいです。そして殘念な気持ちでいっぱいです」とコメントを出した。
チケットの爭奪戦を避けるために
日本のマスコミは5日午前、上海萬博側は「SMAP」のコンサート中止を考えていると報道し、先月30日にダンスボーカルグループ「スーパージュニア」やBoA、アン?チルヒョンなど人気歌手が出演した韓國館での「韓國古典と流行音楽會」で、無料コンサートのチケットをめぐり數千人のファンたちが予想を超える爭奪戦を行い、現場は一時、騒然としたと伝えた。
SMAPのコンサートでも、コンサート當日に現場で無料チケットが配られることになっていた。しかし上海萬博の事務局は、ファンたちは早い者勝ちでチケットを手に入れる上、SMAPは「韓流」の歌手にも引けを取らない人気グループだということで、「韓國の音楽祭では『韓流』の威力を見せつけられた。今後は蕓能人がイベントをする際には改めて安全面での評価を行い、安全評価の調整に基づいてセキュリティー対策を実施するなど、安全第一でなければならない」と説明し、総合的に様々な要因を考慮した結果、SMAPの上海萬博でのコンサート中止を決定した。上海萬博のオフィシャルサイトでは、入場者たちの安全を考慮したもので、多くのファンたちには理解して欲しいと呼びかけている。
中國で會えることを期待
今回の上海萬博でのイベントは、1988年に結成したSMAPにとって初の海外イベントということもあり、ファンだけでなく木村拓哉をはじめとする5人のメンバーもとても期待していた。検索サイトの百度(バイドゥ)のSMAPの掲示板では、多くのファンたちがすでにグループを作り、13日に上海萬博にSMAPを見に行くことにしていたとあり、參加していた多くの受験生たちは、これを大學受験後の祝賀イベントの一つにしていたと書き込んでいる。今回このイベントが中止になったことで、多くのファンたちはとてもがっかりしているようだ。SMAPは中止が発表されたあと所屬事務所を通じて「急な事で、具體的な事をはっきり申し上げられませんが、必ず、待っていて下さった中國の皆さんにお目にかかれる機會を持ちたいと思っています」とメッセージを送った。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2010年6月7日