明代の醫學者?李時珍は、常に深山に薬草を採集に行ったといわれている。ある時、彼は白髪童顔の薬草取りの老人に出會い、気が合ったのか雑談に興じた。この老人は深山に隠遁している老隠士で、百歳は過ぎている高齢であったが、目もよく見え、耳もはっきりしていて、體はすこぶる健康であった。 李時珍が彼の養生長壽の秘訣を聞くと、老人は竹篭の中のキクラゲと人參を指差して“ハイハイ、この人參とキクラゲをいつも食べているのですじゃ”と答えた。 老隠士の話は李時珍に大きなヒントを與えた。彼は家に帰ると何度も実験を繰り返し、人參とキクラゲの常食は人の健康に非常に有益であることを知った。そこで、彼はこの食事療法を村の人々に紹介したのである。 キクラゲ20g、人參20g、生姜一片を刻む。キクラゲを50mlの油で炒め、人參を加え、生姜と一緒に炒める。人參と生姜が熱くなったら、50mlの醤油、100mlの酒、50gの砂糖、50mlの酢で味を調えて出來上がり。 |