私は日本語を學び、日本文化に接してから、一つ感心したのは日本社會の厳密さだ。日本は中國より國土が狹い、人口が少ないから、統一しやすいとは言え、それでも世界上あまり見られない見事に規整された社會ではないかと思われる。変化のないもの、つまらないと批判する人もいるかもしれないが、私は、それこそが日本社會の急速な発展に貢獻したのではないかと思う。
日本の制服は有名だ。どの學校も皆同じ服裝を著ている。どの會社でも皆背広とネクタイ姿。日本人が「人並み」が好きだから、という人もいるだろうが、一つの國家としては「人並み」もメリットの面があると私は思う。
日本のあらゆる規定や法律は厳密なものだ。これも國の発展に役立ったと私は思う。先日、特許に関係のある仕事をしている中國人の友達に、日本の特許に関する規定を教えてもらえないかと頼まれた。「よく勉強になった、日本社會の多くの面については」と言われた。
日本の社會もまた厳密な感じを與える。社員の全員が精一杯の力を出して働いている。日本人のスケジュール管理も有名だ。何時に何をするかがあらかじめ決まっているので、合弁會社では、「誰々さんを今回の會食に呼んでくれ」と中國人の上司から言われると、日本語の通訳がいつも困る。
日本には昔から、夫は外で働く、妻は家で家事をするという習慣がある。こういう習慣は経済の発展に大きく寄與したとも言われる。こういう習慣のおかげで、夫は全力で働き、妻は家庭のことを考えることができ、その結果、社會がどんどん発展を遂げたのではないかと考える。
要するに、私から見れば、日本の社會は厳密感のある社會である。中國としては、日本に學ぶべきものが多くあると思う。
(筆者は寧波大學三年生の王琴さん)
「チャイナネット」2007年9月28日