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恩施玉露
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湖北省恩施で産する。湖北の茶栽培の歴史は長く、唐代(618~907年)には既に名聲を博しており、現在でも重要な茶生産省である。恩施玉露は現代中國に伝えられている數少ない蒸し緑茶で、その製造技術、道具は陸羽の『茶経』に記載されている技術、道具と非常に類似しており古い歴史がある。恩施玉露の摘み取り、加工に対する要求は厳格で、茶の芽葉は細くて柔らかく揃っていなくてはならず、出來上がった茶の色は鮮やかな緑色で松の葉のようにまっすぐに揃っていなければならない。お湯を注いだ後の色は透明に澄み、香りは爽やかで、こくのある味わいがあり、茶葉の下色は玉のような緑色を呈する。「三緑」(茶緑、茶湯緑、茶下色緑)がその特徴である。日本は唐代に中國から茶の原種と製造法を取り入れたが、現在もまだこの蒸し緑茶の製造法をとっており、その玉露の製造法は恩施玉露とほぼ同じで、品質はそれぞれの特色を有している。

「チャイナネット」2005/11/22

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