四川省観光情報センターによると、自然観光地として有名な四川省の九寨溝は、今後一切の映畫?ドラマ撮影を謝絶する。「中國新聞網」が伝えた。
実際にはこの措置は今年年初から始まっている。2006年夏に陳凱歌(チェン?カイコー)監督の映畫「無極」(日本題:プロミス)撮影班が、雲南省香格里拉(シャングリラ)の自然を破壊したとの報道があった際、九寨溝でもすぐに厳しい調査が行われ、「九寨溝風景名勝區內における映畫?ドラマ撮影を厳格に制限する事に関する決定」が打ち出された。
これに関連して昨年末には、九寨溝、峨眉山(四川省)、黃山(安徽省)など33の世界遺産が、保護と開発、利用の中で保護を最優先するとの宣言に共同で署名している。これら世界遺産の利用と開発については、全プロセスが一般大衆とメディアの監視下に置かれ、とりわけ商業開発、映畫?ドラマ撮影などの活動については、すべて公表される。
九寨溝管理局の馮剛?副局長は、「香格里拉で映畫撮影班が環境破壊を起こした事件以降、中國の多くの観光地は関連の管理法を制定しており、私たちも制定中だ」と述べる。
建設部の専門家は、中國の一部の世界遺産は最近、ますます破壊の脅威の直面しており、中には回復不能な破壊もあると指摘した。
「人民網日本語版」2007年12月24日 |