小さい頃から環境保護に努力してきた和思奇さん
「地球の小さなボディーガード」と「ナシ族文化の伝承者」で、第12回「全國ベストテン少年先鋒隊隊員」に選ばれた和思奇さんは、雲南省麗江市にある古城區福慧中學校に通う3年生。環境保護の「小さなボディーガード」として、小學5年生の時に身の回りの小さなことから取り組むことを決めた。
和思奇さんは心配そうな様子で「人類活動は汚染をより悪化させ、地球溫暖化を招いた。そして玉竜雪山の雪は1年1年と減り、黒竜潭公園の水も少なくなってきている。もしある日、家の前を流れる澄みきった川ときれいな柳が消えてしまったとしたらどんなに怖いことだろう」と話す。
週末になると和思奇さんは友達と一緒に自転車に乗り、雪山通りで観光客や地元の人たちに環境保護の知識を広めている。その他にも古城ではゴミを拾い、廃乾電池のリサイクルもずっと続けてきた。レジ袋を使うこともけっしてない。
4歳から舞踏と楽器を習ってきた和思奇さんが中學生になって夢中になったのがテコンドーだ。1年も練習しないうちに全國大衆テコンドー選手権大會の女子の部で3位に輝いた。
「私のおじいさんはトンパ(東巴:ナシ族で智者に対する尊稱)で、父は私が小さいときからナシ族の言語と文化を身につけさせ、自分の民族の根源を忘れてはいけないと言った」と、和思奇さんは農村に住むおばあさんの所によく遊びに行き、地元の人たちからナシ族の言葉を學んできた。そのため今では標準的なナシ語を流暢に話すことができる。
またナシ族の伝統的なトンパ文化も學んでおり、伝統的な音楽も勉強中だ。そしてよく週末にはトンパの辭書を持って、古城を観光する人たちにトンパの文化を紹介している。
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