近日、記者は関連部門から次のことを知った。2002年に黃河の水を導入し、砂をしゅんせつして以來、黃河河口濕地の生態系悪化の動きがだんだんと抑制されるとともに、次第に生態系の回復と良性的維持を実現し、濕地環境への要求がきびしく、濕地の変化に対する反応が敏感な種である東方白ツルを引き付け、この地に生息させ、渡り鳥から永久的に生息する鳥類となった。
2002年に黃河の水を導入し、砂をしゅんせつして以來、絶えず改善された生態系環境は稀少で絶滅寸前の種の生息、繁殖のためにすばらしい條件をつくり出し、鳥類の種類、數は目に見えて増えた。統計データによると、中核區面積が約15萬ヘクタールの黃河デルタ國家クラス自然保護區には、2000年においてはあわせて283種類の鳥類が生息しており、そのうち國家A級重點保護指定鳥類9種類、B級41種類で、數は約400萬羽であった。2009年、保護區の鳥類は296種類にのぼり、そのうち國家A級重點保護指定鳥類10種類、B級49種類となり、數は600萬羽に達した。
調査によると、東方白ツルは國家A級保護指定の絶滅寸前の鳥類であり、環境に対しよりハッキリしたマークとしての役割を果たしており、數は少なく、世界じゅうで3000羽にも及ばないといわれている。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2010年10月22日