地球外の天體が衝突した際に形成された國內初のクレーター、岫巖クレーターがこのほど正式に確認された。クレーターが確認された遼寧省岫巖県満族自治県蘇子溝鎮古龍村には、多くの観光客が訪れている。中國之聲が9日に伝えた。
岫巖クレーターの直徑は1800メートル、深さは約150メートル。現在は村民約60世帯が住んでいる。1982年、科學者が岫巖県にあるこの窪地で調査を行い、その後2006年、中國科學院広州地球化學研究所の陳鳴研究員が研究を始めた。それから4年が経ち、この窪地がクレーターであることが証明された。隕石の衝突は約5萬年前と推測され、約3.9萬年前より、現在の窪地へと変化したと見られている。
この事実が公開されるとともに、ある種の神秘的なうわさが現地で広まり始めた。クレーターが発見される前から、現地の水は苦く、黃色くにごっており、味は悪かった。村人が30メートルあまりの井戸を掘ったところ、樹の葉や枝、骨などが出土し、骨は動物の死體のようだったという。また、井戸の中の水にはどれも油が浮いており、現地で取れる黒土は掘り出して乾かしたあと、火の中に入れると燃えたという。さらに、村人は皆長壽で、多くが90歳以上だという。(編集SN)
「人民網日本語版」2011年1月10日