世界気象機(jī)関(WMO)は25日、最新の「溫室効果ガス年報(bào)」を発表し、「地球の大気中の溫室効果ガスの濃度が再び記録を更新した。溫室効果ガスの濃度が長(zhǎng)期的に上がる流れとなっており、今後はより深刻な気候変動(dòng)を迎えることになる」とした。
CO2は大気中の主な溫室効果ガスで、大気中に數(shù)百年も留まる。年報(bào)によると、世界の2018年のCO2濃度は407.8ppm(1ppmは100萬分の1)に達(dá)し、1750年の産業(yè)化前の水準(zhǔn)の147%となった。
WMOのペッテリ?ターラス事務(wù)局長(zhǎng)は年報(bào)の発表會(huì)で、「各國(guó)が気候変動(dòng)問題に関するパリ協(xié)定で約束をしているが、溫室効果ガスの濃度上昇が収まる気配がない。各國(guó)は約束をさらに行動(dòng)に移すべきだ」と述べた。
ターラス氏は「地球でCO2濃度が現(xiàn)在の程度に達(dá)したのは300?500萬年前のことだ。當(dāng)時(shí)の気溫は現(xiàn)在より2?3度高く、海面も現(xiàn)在より10?20メートル高かった」と述べた。
年報(bào)によると、CO2増加の主因は人類による化石燃料の燃焼だ。ターラス氏は発表會(huì)で、「熱帯雨林を含む多くの森林が失われ、CO2の濃度が上がった。例えば昨年北半球の広い範(fàn)囲で発生した森林火災(zāi)は、大量のCO2排出を引き起こした」と指摘した。
別の溫室効果ガスであるメタンガスと亜酸化窒素の濃度も過去と比べ大きく上がっている。年報(bào)によると、メタンガスも長(zhǎng)期的に存在する溫室効果ガスで、その60%が牧畜、化石燃料の利用といった人類活動(dòng)により排出されている。
「中國(guó)網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」2019年11月26日
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