馬に乗って木々の間を巡る森林保護員の李東魁さん(寫真=新華社提供)
今年57歳の李東魁さんは遼寧省國有彰武県章古臺営林場の森林保護員で、8500ムー(1ムーは約6.67アール)のモンゴリマツ林を長年巡回している。
章古臺営林場は遼寧省の北西部に位置し、年間平均降水量は500ミリに満たず、1年を通して森林防火に當たるプレッシャーは大変重いもので、8500ムーのモンゴリマツ林をしっかりと管理?保護するのは容易なことではない。
1987年、李さんは章古臺営林場の森林保護員となった。この地の生活條件は非常に厳しく、水道も電気もなく、野菜や日用品は5キロ離れた市場まで買いに行く必要があった。
當初、営林場の物資がひどく不足していたことから、ローソクを1日1本だけ使うと決めて、せいぜい2時間ほど燈している間に食事を作り、馬に餌をやり、書き物をしていた。ローソクが燃え盡きると、李さんはまったくの暗闇に包まれるのだった。
森林資源が荒らされないよう保護し、管理している森林內(nèi)の土地を占拠されないようにするため、李さんは戸別訪問を行っている。なかには営林地で薪を取るのは駄目、放牧も駄目、土地の開墾はもっといけないと言う李さんに自然と恨みを抱き、ここから早く追い出したいと思う者もおり、李さんの家では真夜中にガラスを割られたことがたびたびあったが、それに動じることはなかった。