「南京！南京！」の撮影チームは北京の日本人居住區(qū)の敷地內(nèi)に拠點(diǎn)を構(gòu)えた。「撮影スタッフのほとんどはこれまであまり日本人と接觸したことがなかった。そこに拠點(diǎn)を置いて、日本人と近距離で接觸する機(jī)會をもった」と陸川監(jiān)督は説明する。たまにスタッフが敷地內(nèi)で日本の軍服を試著していると、そこに住む日本人が急ぎ足で去っていったり、レストランで食事をしながら「南京」にまつわる話をしていると、周囲の日本人から変な目で見られたりしたという。「北京娯楽信報(bào)」が伝えた。

　「最初、スタッフたちはビクビクして忍び足になっていたが、だんだん気にしなくなった」と陸川監(jiān)督は當(dāng)時を振り返る。「私たちは日本人に隠れて悪いことをしているわけではないんだから、彼らの前で當(dāng)時の歴史を誠意を持って率直に話しても當(dāng)然構(gòu)わない。歴史に目を向けることは勇気のいることだ」。

　陸川監(jiān)督は日本人俳優(yōu)を探しに東京に行った際、多くの寫真や資料を持參した。東京では3日で60人以上の俳優(yōu)と會ったという。「少なくとも私が會った日本人俳優(yōu)は、心に抱いていた気がかりを打ち消し、當(dāng)時の歴史を信じるようになった」。陸川監(jiān)督は日本人俳優(yōu)の選考について、「映畫に出演したのは私が2回目に日本で選んだ俳優(yōu)で、1回目に選んだ俳優(yōu)はみんな辭退した。出演したのは第一線で活躍する俳優(yōu)ではないが、演技はなかなかだ。最初に選んだのは中國でもお馴染みの俳優(yōu)だったが、プロダクションが許可しなかった」と話す。

　?人民網(wǎng)日本語版?2009年4月23日