韓國外交通商省報道官は17日談話を発表し、歴史問題をめぐる町村信孝?日本外相の発言は是非を転倒していると非難し、歴史教科書による歴史のわい曲という、誤った行為を是正するよう日本に求めた。
同報道官は、談話の中で次のように述べた。
町村信孝外相は15日、日本放送協會(NHK)の特別番組で、「日本に軍國主義を賛美する歴史教科書はない」とした上で、今年4月に日本政府が教科書検定の結果を発表した後も、韓國や中國は誤りのある章?節を具體的に指摘していないと述べた。
日本が2006年度版の中學歴史教科書の審査結果を発表した後、韓國は史學界、専門家、市民団體などを通して、客観的かつ厳密に(教科書の)評価を行い、教科書の記述に見られる史実の誤りや、事実をわい曲した解説、故意に淺い記述にしたり欠落させたりした內容を指摘している。韓國政府は今年6月、外交ルートを通して韓國側の評価結果を日本政府に伝え、誠意ある対策措置を講じ教科書の誤りを正すよう求めた。
町村外相の演説內容は、事実を正確に反映しておらず、韓國政府はこれに対して強い遺憾を表明する。
韓國政府は、韓日両國が未來志向の関係を構築するためには、正確な歴史認識が不可欠だと考える。この立場により、韓國政府は歴史教科書による歴史のわい曲を正すよう日本政府に再び促す。
「人民網日本語版」2005年8月18日