復旦大學國際問題研究院常務副院長 瀋丁立
(資料寫真)
日本の海上自衛隊の護衛艦?さざなみ?が24日、広東省の湛江港に到著し訪中を開始した。これは中日両國の防衛交流史上での大きなイベントであり、私たちは日本からの訪問者を熱烈に歓迎すべきだろう。
今回の訪問は、10年間の下準備を経て行われた。早くには江沢民元國家主席が訪日した1998年に、雙方は?平和と発展のための友好協力パートナーシップ?の構築に関する共同宣言を発表し、その中の第18項で、?ASEAN地域フォーラム等のこの地域におけるあらゆる多國間の活動に積極的に參畫し、かつ協調と協力を進め、理解の増進と信頼の強化に努めるすべての措置を支持し、今後、國防部長の相互訪問を含む防衛分野における交流を拡大し、引き続き軍艦の相互訪問について協議する?ことで合意した。
護衛艦?さざなみ?の訪中は、昨年11月に中國の「深セン」が訪日した答禮訪問であり、1891年に中國の戦艦?鎮遠?が訪日して以來、両國関係が正常化した中での初めての自衛隊護衛艦の中國訪問でもある。?鎮遠?の訪日から3年後、日本帝國は中國に対して戦爭を起こし、中國の利益を損なわせて両國間の70年余りの不正常な歴史が始まった。
しかし21世紀に入った現在、中國は半植民地半封建社會の歴史を終結させ、強大な國力を持つ世界で3番目の経済國になった。中日両國は共同で世界の平和と発展に力を注ぎ、共同で人類の繁栄や進歩のために努力して、ともに國連の枠組みの下で多國間協力を行っている。また中日両國は幅広く國際作業での協力を強化しており、地域の協力や安全、反テロ、核拡散防止、エネルギー開発、省エネ、環境保護などの分野での共同利益もますます拡大している。
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