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（二）金融危機(jī)と中日の経済狀況、中日のビジネス提攜

――金融危機(jī)のもとで中國も影響を受けていますが、日本は相當(dāng)なマイナスの統(tǒng)計(jì)が出ています。日本経済の強(qiáng)さは今後も続くのでしょうか。現(xiàn)狀と見通しを教えてください。

日本も厳しい狀況にあるのですが、一つ確実に言えるのは、ヨーロッパのいくつかの國は金融システムが揺らぎ國內(nèi)消費(fèi)が相當(dāng)減ったけれど、日本はちがうという基本的な差があることです。

昨秋からこの春にかけ、日本経済の數(shù)字はマイナスが大きい印象がありますが、原因のひとつは日本の優(yōu)秀なグローバル企業(yè)の対応の早さです。アメリカの景気が悪い、或いはヨーロッパで物が売れないときは生産を2割3割カットし、または工場を作る計(jì)畫をしばらく凍結(jié)する。その影響が波及し、マイナスが一時(shí)的に結(jié)構(gòu)大きくなるということはあるのですが、逆に回復(fù)するときも速いと思います。

日本経済の強(qiáng)さ、皆が真面目に少しでもよい製品を作ろうとする「ものづくり」の情熱、高い技術(shù)力、現(xiàn)場の第一線でのイノベーション、そういう日本人の長所はまったく変わっていません。苦しい面はありますが、それほど大きな心配をする必要はありません。最近日本の報(bào)道でも、景気が底を打った、一番悪い時(shí)期は脫した、或いは脫しつつあるということで、これから期待しています。

――回復(fù)するには半年、一年か、もっとかかるのでしょうか。

日本の景気は日本だけで決まる話ではなく、歐米ほか世界各國の景気との関係の中で決まるので、何カ月というのは難しいですが、できるだけ早くと願っています。

――日本企業(yè)向けに、中國撤退をテーマとした講座があると聞きましたが、これからの中日両國のビジネス面の提攜をどう捉えていますか。

日中ビジネス提攜の空間はますます広がっていくでしょう。ビジネスですから、損失を出した日本の會社もあるでしょうが、北京で見ていて、日本企業(yè)がほかの國より撤退が多いなどとは聞いたことがありません。

日中企業(yè)の協(xié)力というのは、お互いにウィン?ウィンです。日本企業(yè)にとって、中國市場はとてもよいビジネスチャンスの場となります。また、高い技術(shù)力や生産管理の方法などは、中國の企業(yè)にとってもメリットです。ビジネスベースで、中國の鉄鋼會社が、二酸化炭素排出を削減する日本の環(huán)境技術(shù)を?qū)毪筏坷猡ⅳ辘蓼埂?/p>

（三）環(huán)境、省エネ取り組みと協(xié)力

――中國は今環(huán)境問題の試練に直面しています。日本もかつて深刻な公害を経験しましたが、どうやって克服できたのでしょうか。

日本は60年代公害が深刻で、各地に公害病が発生し、死者も出ました。市民、政府、企業(yè)の三者が非常な努力をし、大気や水の汚染、騒音は80年代初めまでには相當(dāng)よくなりました。比較的短期間で目に見えて改善しました。煤煙や汚染で黒かった空や海が自然の青に戻り、魚が住めるようになりました。地元の市民の、「自分の生まれ育った海、空、街をきれいな自然に戻そう」という意識が肝心だし、環(huán)境破壊の深刻さを一般國民に伝えたメデイアの役割も大きかったと思います。

――地球環(huán)境や省エネへの日本の取り組み、さらに日中協(xié)力の例を紹介して下さい。

地元の大気、水の問題だけでなく、地球溫暖化、砂漠化、酸性雨等地球規(guī)模の環(huán)境問題や省エネについても、日本は世界を主導(dǎo)してきました。小學(xué)校でも教えています。「二酸化炭素排出を減らし、無駄なエネルギー消費(fèi)を減らすためには毎日どうしたらいいか」を討論し、子供たちが「冷暖房は控えめに」「過剰包裝をなくす」「こまめに電気を消す」と教え、法律制度だけでなく、一人一人の意識を変えていくことが重要です。二酸化炭素排出の少なさで、日本は世界トップレベルです。

將來の世代、地球の未來のため、環(huán)境保全や省エネは、中國を含めたすべての國が真剣に取り組むべき課題です。日本の経験が中國の參考になればありがたいです。

中國の各地方では、日本の支援を得て環(huán)境を改善するプロジェクトが多數(shù)実施されています。二酸化炭素排出を減らす製鉄所設(shè)備、水災(zāi)害や干ばつの防止、都市の節(jié)水型社會モデル構(gòu)築、農(nóng)業(yè)面での環(huán)境配慮等々さまざまです。