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急速に電子辭書が普及している中國(guó)。「諾亜舟」や「名人」、「文曲星」など中國(guó)ブランドがその多くのシェアーを占める中、「カシオ」は唯一の外國(guó)メーカーとして、その存在が際立っている。「チャイナネット」はこのほど、カシオ（上海）貿(mào)易有限公司の吉田修作副総経理に、カシオ電子辭書の中國(guó)市場(chǎng)での展開(kāi)について話を聞いた。

――進(jìn)出した當(dāng)時(shí)の中國(guó)市場(chǎng)の狀況について。

カシオが中國(guó)市場(chǎng)に正式に進(jìn)出したのは2005年4月です。當(dāng)時(shí)、中國(guó)の市場(chǎng)には大陸や香港、臺(tái)灣のメーカーの中英辭書がほとんどで、日本語(yǔ)をきちんと勉強(qiáng)する人たちに役立つような日本語(yǔ)の辭書を収録したものはありませんでした。価格も500元ぐらいの製品が多く、中學(xué)生や高校生を中心とした製品でした。

――日本には電子辭書を出しているメーカーも多いが、なぜカシオだけが中國(guó)市場(chǎng)に進(jìn)出しているのか。

日本の製品は中國(guó)メーカーの電子辭書に比べて価格がかなり高く、中國(guó)メーカーの製品ならだいたい數(shù)百元ですが、カシオだと1000元以上はします。ですから製品を中國(guó)に持ってきて成功させるにはそう簡(jiǎn)単なことではなく、かなりの試練を伴うでしょう。他のメーカーはたぶんそういうことを考えて、すぐには中國(guó)市場(chǎng)に入ってこないのだろうと思います。

――カシオの中國(guó)での販売実績(jī)について。

主力製品は英中と日英中で、販売量の半分ずつを占めます。中國(guó)市場(chǎng)でのシェアに関したきちんとした統(tǒng)計(jì)がないのではっきり答えられませんが、想像するところでは金額ベースで約10％～20％ぐらいでしょうか。また中國(guó)での売上げは世界全體の約5％です。

――価格面で不利なカシオだが競(jìng)爭(zhēng)力はどこか。

まずは権威ある辭書の収録です。カシオは常に中國(guó)の教育者たちと交流し、どの辭書の評(píng)価がいいか尋ね、きびしく選んだものを搭載しています。その他にも検索のしやすさや音質(zhì)など、品質(zhì)の面では評(píng)価を得ています。

――多くある中國(guó)メーカーの中で一番ライバルは？

メーカーによって販売ターゲットが違うため、ライバルはいません。カシオは大學(xué)生を中心と考えていますが、他のメーカーは中學(xué)生と高校生がメインで、重なる部分も多少はありますが、そんなに多くはありません。

カシオは質(zhì)の高い辭書などを入れている他には、學(xué)習(xí)に必要のないゲームやmp3、mp4の機(jī)能は一切ありませんし、これから追加するつもりもありません。ところが他社は年齢の低い人をターゲットにしているため、若い人が好むような機(jī)能や受験向けの機(jī)能を多く入れています。