3月16日、日本僑報社が創立した「日中翻訳學院」武吉塾三期生の全15回に及ぶ中文和訳講座の修了式を迎えた。
武吉塾は中國語を日本語に訳すテクニックを得るだけでなく、「翻訳の楽しさ」を學ぶために開講された。講義では原文の趣旨にいちばん適切な訳語を探し、比較吟味するなかで、語彙だけでなく、知識も増やし、原文の背景にある文化や歴史も教授された。
最後の講義の後、受講生は武吉塾長から一人ずつ修了証書を受け取った。武吉塾長が教える翻訳の楽しさは受講生たちに伝わり、修了式では笑顔があふれた。
「武吉塾は、じつになごやかな雰囲気で、最後まで楽しく勉強させていただきました。雰囲気のなごやかさと対照的に、翻訳では細部までの気配りや柔軟さと大膽さなどが求められ、その奧深さを體感いたしました。言葉の使われ方の変遷もご紹介いただき、勉強になりました。さらに毎回、膨大なコレクションの一部を見せていただき、中國近代史の一部を垣間見る、貴重な體験でした。」と、受講生から感想が寄せられた。
日中翻訳學院は中文和訳講座を開講すると同時に、和文中訳の専門講座fanyi.duan.jp/zhao.htmも主催している。講師の趙新利博士は、現在早稲田大學大學院に在籍。『人民中國』誌での和文中訳を初め、和書『35號投手溫家寶』、『迷路悟道』の中國語版訳者として、翻訳の実績を有する。和文中訳の「信、達、雅」に評価され、人柄も好まれる。第二期目を迎える和文中訳講座は10回に分けて講義し、前半の5回は『35號投手溫家寶』『迷路悟道』を教材として講義する。後半の5回は最新の中國事情についての教材を使い、各自に訳してもらった後、皆で討論する。
?チャイナネット? 2010年3月17日