漢詩は中國のソフト?パワーになる日はくるか?
晨報:俳句が日本のソフト?パワーとなったように、もっと長い歴史を持つ漢詩が、中國のソフト?パワーとなる日はくるのでしょうか?
王錦思氏:文化の創造はまず基礎から始めなければなりません。一時的な影響だけを見てはなりません。俳句が世界的なブームとなったのも、非常に長い期間をかけ、少しずつ積み重ねていった結果によるものです。「吟道」で例えると、日本には50萬人以上もの詩吟愛好家がいて、800以上もの流派に分かれています。全國で500以上の詩吟協會があり、3校の詩吟専攻學校があります。このような土臺があるからこそ、俳句は復興し発展する可能性があるのです。漢詩を世界に広め、中國のソフト?パワーとするには、世代をまたぐほどの長い期間、人々が努力を重ねていかなければならないのです。
晨報:俳句の國際化において、我々が手本とすべきことは何でしょう?
王錦思氏:まず、相手のいいところを謙虛に學ぶ姿勢が大切です。日本の俳句が発展したのは、漢詩などの先端文化を見本にし、身につけた土臺が源になっています。これが文化創造の前提となるのです。第二に、教育や宣伝活動を強化しなければなりません。これは「孔子學院」を何校か作ればいいというものではありません。日本では小學生から伝統文化の教育を受けています。毎年、全國で伝統文化蕓術のイベントがあり、子どもたちが能楽、書道、珠算などの伝統文化を學ぶことを奨勵しています。第三に、その他の文明?文化を多く知る必要があります。視野が広がってこそ、自國の文化の獨創性をはっきりと理解できるのです。井の中の蛙でいたり、何もかも日本と比べたりしていても、次には進めません。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2010年7月27日