今年9月3日は中國人民抗日戦爭と世界反ファシズム戦爭の勝利65周年記念日だ。一方、日本では8月が最も熱い月であると同時に、歴史が議題に上ることも最も多い月だ。日本各界はこの月、戦爭と平和について振り返り、考えることが多い。
今年8月上旬に注目されたのは広島と長崎への原爆投下の日だ。今年話題になった人物として、広島の祈念式典に出席した國連の潘基文事務総長と米國のルース駐日大使の名が挙げられる。國連事務総長の出席も、駐日米國大使の出席も今回が初だった。前者は積極的な様子で、演説を行い、他の祈念活動にも參加した。後者は堅苦しい様子で、一言も発さぬまますぐに東京へ帰った。在日米國大使館は広島の祈念式典の後、聲明を発表し、ルース大使の出席は第二次世界大戦の全ての死者に敬意を表すものだと説明した。
當時原爆を投下したB-29爆撃機のポール?ティベッツ機長の息子はメディアの取材に「日本は真珠灣を爆撃した。われわれのは日本人を虐殺するためではなく、戦爭を終結させるためだった。ルース大使の祈念式典出席は無言の謝罪だ」と述べた。「朝日新聞」は「実際、韓國と中國も『日本の自業自得』との見方だ。自分が加害者であることを忘れて、被害者の振りばかりするな、ということだ」との論説を掲載した。原爆関連でメディアに取り上げられた人物には、當時広島から長崎に避難して2回被爆した日本人や、自衛隊の高官や教官を歴任した人物で、8月上旬を特に選んで広島へ行き、核兵器の保有を鼓吹した日本人などがいる。