佐川急便株式會社の持ち株會社SGホールディングスの日中友好交流のための貢獻を表彰するため、「佐川急便株式會社中日友好交流事業25周年記念」大會が14日に、中國人民対外友好協會で行われた。大會には、中國人民対外友好協會の陳昊蘇會長、日中友好協會の村岡久平理事長、及び関係機関の責任者、研修生約100人が出席した。大會で、SGホールディングス株式會社の栗和田榮一社長が中日友好協會より「中日友好使者」の稱號を授けられた。
陳昊蘇會長は「中日関係が両國の指導者、特に両國の民間人士の絶えまない努力の下、長期に渡る戦略的な互恵関係を確立し、良好な発展の基調を保ち、新たな発展の契機を迎えた。溫家寶総理は6月の日本訪問で、『中日友好の基盤は民間にある。中日友好を推進するため、皆が引き続き重要な役割を果たし、新たに貢獻する必要がある』と強調した。中國人民対外友好協會、中國対外友好協力サービスセンターと佐川急便が25年間結んできた友情は、中國対外友好協會の友好協力史上に成功モデルを樹立した。中日両國が互いに尊重し、永遠に平和的に付き合う善隣になるために、われわれは共に努力しよう」と述べた。
なお、1957年に創業した佐川急便株式會社は日本の田中角栄元首相の日中友好の主張に薫陶を受け、1985年からこれまで日中友好交流に努め、既に25年間が経った。1985年から1995年までの10年間に、6年連続して北京國際マラソンや、敦煌研究院文物保護などに寄付するほか、中國自動車技術研修生155人の研修に出資し、さらに、四川大地震の際は、直ちに震災地に1200枚のテントを搬送するなど日中友好に努めてきた。
「中國國際放送局 日本語部」 2010年9月16日