西太平洋の一部海域で中國近海の300倍を超える濃度の放射性物質が検出され、中國國家海洋局が公式サイトでこのほど公表した西太平洋の放射線量の測定結果が各界の注目を集めている。國家海洋局環境保護司は12日、「科技日報」の書面取材を受け、測定結果から汚染海域は日本側が公表した範囲より遙かに広いことがわかり、放射性物質が中國の管轄海域に入った可能性もあると明らかにした。
環境保護司によると、國家海洋局は日本の福島県東方沖の広さ25萬2000平方キロの公海で放射線量を測定し、このほど公開したのは一部測定ポイントの第1回海水サンプルの測定結果である。
全てのサンプルからセシウム137とストロンチウム90、通常は検出不可能なセシウム134が検出された。うち、セシウム137とストロンチウム90の濃度は中國近海の300倍と10倍を超える濃度に達し、セシウム137とセシウム134は最大で中國の海水における水質基準を上回る數値となった。