ある調(diào)査で、韓國(guó)では未婚女性の割合が25~29歳で59.1%、30~34歳で19%、35~39歳で7.6%にのぼり、日本でも未婚女性の割合が30~39歳で38%にのぼることがわかった。ここ數(shù)年、日本や韓國(guó)では結(jié)婚に対する考え方が大きく変化しており、多くの女性が離婚ではなく、始めから結(jié)婚しない選択をしている。こうした?jī)A向は直接人口構(gòu)造の高齢化加速につながり、一連の社會(huì)問(wèn)題を招く可能性がある。
従來(lái)の考え方では、「家庭」は安定を得るシンボルだった。男性が家庭を支える責(zé)任を擔(dān)い、女性は「內(nèi)助」の役割で、家で子どもを育て、家事しさえすればよかった。しかし科學(xué)技術(shù)の発展とアジアが「世界の工場(chǎng)」になるにつれ、男女の役割分擔(dān)に変化が生じた。家庭における男性の経済上の獨(dú)占的地位は失われ、アジアの女性が會(huì)社勤めを始め、家族を養(yǎng)い、男性と同じく仕事のプレッシャーと社會(huì)的責(zé)任を背負(fù)うようになった。東南アジアでは、59%の女性が仕事を持ち、韓國(guó)では20歳以上の女性の59.2%が仕事を持つのに対し、男性は58.5%と女性を下回る。女性が結(jié)婚「ストライキ」を起こしているのは、社會(huì)的変化の外在的象徴であり、経済的要因による必然の結(jié)果だとも受け取れる。現(xiàn)代女性の多くは自らの価値と意義を求めてる。以前は男性中心だった業(yè)界の多くも今では女性に門(mén)戸を開(kāi)いている。夫は外、妻は家という伝統(tǒng)はすでに瓦解している。
日本や韓國(guó)で結(jié)婚しない女性が増えている根本的な原因に、女性の教育水準(zhǔn)の向上がある。日本と韓國(guó)の女性の獨(dú)立意識(shí)が西洋のフェミニズムの考えと現(xiàn)実的な境遇の中で目覚め、結(jié)婚しない女性に心のパワーを提供したとすれば、高等教育の普及は彼女たちに現(xiàn)実に有力な支えを與えたことになる。高等教育は多くの女性に高學(xué)歴だけでなく、高収入、高い地位をもたらした。こうした女性は多忙な上、相手を選ぶ際、経済力のある「金の売れ殘り女」は未來(lái)のパートナーに対して高い要求を求める傾向にある。家庭中心の結(jié)婚観が徐々に個(gè)人の幸福が中心の結(jié)婚観に変化しつつある。あるデータによると、教育を受け、學(xué)歴が高い女性ほど晩婚か結(jié)婚しない可能性が高くなるという。特に「結(jié)婚適齢期の女性」は多くの既婚女性が仕事をしながら家事をこなし、心身ともに疲れ切っているのをみると、結(jié)婚を敬遠(yuǎn)したくなるようだ。
日本と韓國(guó)の従來(lái)の婚姻は確かに女性の発展を束縛してきた。21世紀(jì)は女性と男性が共にリードする時(shí)代であるべきだ。女性が従來(lái)の社會(huì)のタブーを打ち破り、個(gè)性と獨(dú)立を追及することも現(xiàn)代社會(huì)の不平等を変える重要な道といえる。
「中國(guó)網(wǎng)日本語(yǔ)版(チャイナネット)」 2011年10月13日