中國(guó)語(yǔ)原書の表紙
中國(guó)の著名な社會(huì)學(xué)者である于建嶸博士の代表作として知られる『岳村政治』日本語(yǔ)版を、3月下旬より発売すると、2月29日出版元の日本僑報(bào)社が発表した。
本書は于建嶸教授の博士論文。于教授は1999年5月から2001年1月まで1年以上をかけて、移行期の中國(guó)農(nóng)村政治構(gòu)造の変遷を調(diào)べるため、毛沢東が戦時(shí)中に湖南の農(nóng)民運(yùn)動(dòng)を調(diào)査した路線を踏まえ、農(nóng)村社會(huì)に対する調(diào)査を行った。
この調(diào)査は2つの段階に分けている。第1段階は毛沢東が戦時(shí)中に調(diào)査した湘潭、湘郷、衡山、醴陵、長(zhǎng)沙の5つの県の歴史狀況を調(diào)べた。第2段階では衡山県を研究の焦點(diǎn)に絞り、特に衡山県の白果鎮(zhèn)および白果鎮(zhèn)內(nèi)の研究対対象地區(qū)、「岳村」を特定し、歴史、制度、地方における権威について実証的に考察を行った。
本書はこうした考察と研究を基盤として、現(xiàn)行の中國(guó)の農(nóng)村政治狀況に対する理論分析のモデルを構(gòu)築したものである。岳村の一世紀(jì)を超える政治関係、権力関係、政治コントロール、政治參加と政治文化の変遷過(guò)程に対する客観的の論述と分析を通じて、政治社會(huì)學(xué)と政治人類學(xué)の視點(diǎn)から、移行期にある中國(guó)の農(nóng)村政治発展のプロセスと特徴について明快に検証したものである。
著者の于建嶸氏は、1962年湖南省衡陽(yáng)生まれ、法學(xué)博士?,F(xiàn)在中國(guó)で、もっとも注目されている社會(huì)學(xué)者の一人である?,F(xiàn)在は、中國(guó)社會(huì)科學(xué)院農(nóng)村発展研究所研究員、教授、社會(huì)問(wèn)題研究中心主任。フィードワークを中心とした実証研究を行ってきており、著作では、《岳村政治--転型期中國(guó)郷村政治結(jié)構(gòu)的変遷》、《中國(guó)工人階級(jí)狀況:安源実録》和《中國(guó)當(dāng)代農(nóng)民的維権抗?fàn)帲汉虾怅?yáng)考察》など多數(shù)。ツイッターに當(dāng)たる新浪微博では130萬(wàn)人を超えるフォロワ―を持つ。
訳者の徐一睿氏は、1978年生まれ、中國(guó)上海出身。1997年來(lái)日、1999年慶應(yīng)義塾大學(xué)経済學(xué)部入學(xué)、同大學(xué)の修士課程と博士課程を経て、2009年10月に慶應(yīng)義塾大學(xué)の経済學(xué)博士號(hào)を取得?,F(xiàn)在、慶應(yīng)義塾大學(xué)経済學(xué)部助教。専門は財(cái)政學(xué)と中國(guó)経済。著書『中國(guó)の財(cái)政調(diào)整制度の新展開(kāi)―「調(diào)和の取れた社會(huì)」に向けて―』(2010年、日本僑報(bào)社)は「第11回日本地方財(cái)政學(xué)會(huì)佐藤賞」(書籍の部)受賞した。
「岳村政治」日本語(yǔ)版の監(jiān)修者寺出道雄氏は、1950年生まれ、1974年慶應(yīng)義塾大學(xué)経済學(xué)部卒業(yè)、現(xiàn)在、慶應(yīng)義塾大學(xué)経済學(xué)部教授。著書『資本蓄積論』(1997年、慶應(yīng)義塾大學(xué)出版會(huì))、訳書『中國(guó)の地方都市における信仰の実態(tài)』(W.グロータス著)(1993年、五月書房)など多數(shù)。
?中國(guó)網(wǎng)日本語(yǔ)版(チャイナネット)? 2012年2月29日