文=『人民中國』誌 張雪
80歳という高齢ながらも第12期全國政協委員を務める、著名な京劇蕓術大家?梅蘭芳の息子である梅葆玖氏は、大會の開幕を前に記者たちに囲まれて取材を受けた。梅氏は、少々かすれ気味の穏やかな聲で、「私が最も注目しているのはスモッグの解消だ。ここ數日にわたる北京のスモッグのせいで、私もずっとのどの調子が悪い」と語った。
梅葆玖氏は、體の不調を訴えているのは自分だけでなく、北京を訪れた外國の友人たちもわずか數日でこの狀況に耐えられなくなり、早々に北京を後にしていると付け加えた。
今年の議案の提出において、梅氏はスモッグ問題により注目し、この問題を完全に解決したければ、やはり問題の「根」から著手し、たとえ一時的に経済的な利益を犠牲にしなければならないとしても、長期にわたる優れた生活環境を確保すべきだと提言した。
今年は、梅蘭芳氏の生誕120周年を迎える。梅葆玖氏は早くも去年の「両會」の時期に、2014年は父親が活躍した當時の足跡をたどり、一団を率いて米國や日本などの國々を訪問し、巡回公演を行う予定であることを記者に明らかにしていた。
今年の全國政治協商會議の開幕を前に、彼は「中日両國の文化交流は悠久の歴史を有しており、中國の京劇界と日本の歌舞伎界の間にも長きにわたる交流史が存在している。中日関係が緊張している近年でも、毎年の春節には変わることなく大勢の日本文化界の親友たちから年賀のあいさつを頂いている」と語った。そして「今年、私は予定通りに日本公演を実施するつもりであり、両國の政治関係が文化交流に影を落とすべきではない」と続けた。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2014年3月5日