東さんの訳書表紙
石垣さんと佐鳥さんの訳書表紙
日本僑報社3月6日の発表によると、日本僑報社は、より優れた翻訳人材の育成と日中文化交流に貢獻した翻訳者を表彰するため、日中翻訳學院で學んだ翻訳者を対象とした「翻訳新人賞」を創設した。初の受賞者は「中國の未來」の訳者?東滋子さん、「中國のグリーン?ニューディール」の共訳者?石垣優子さんと佐鳥玲子さんの3名の女性翻訳者に決まった。授賞式は4月5日午後東京池袋?豊島區立勤労福祉會館にて行う予定。
日中翻訳學院は、ますます高い質と能力が求められている日中翻訳の世界に、よりハイレベルな人材を送り出そうという趣旨で2008年設立され、これまでに多くの修了生を輩出している。
今回の受賞者?東滋子さんは、2010年から日中翻訳學院の武吉先生に師事した後「中國の未來」の翻訳に取りかかり、2013年12月に日中翻訳學院の學生が初めて手がけた作品として刊行された。同書は、中國人民大學國際関係學院?金燦栄教授など6名の學者の共同執筆で、主に中國の発展の方向性について、わかりやすい言葉と生き生きとした実例を用いて解説している。
同じく日中翻訳學院で武吉先生の下、2012年から學んだ石垣優子さんと2010年から學んだ佐鳥玲子さんが手がけた「中國のグリーン?ニューディール」は2014年1月に刊行された。同書は、胡錦濤?溫家寶?習近平の政策ブレーンとして知られる清華大學?胡鞍鋼教授の著書で、リーマン?ショック以降の経済危機を乗り切る方策として、アメリカのオバマ大統領が打ち出した、自然エネルギーや地球溫暖化対策に公共投資によって新たな雇用や経済成長を生み出そうとする政策「グリーン?ニューディール」の中國版と言えるエコロジー活動理論「緑色発展」(グリーン成長)戦略と実踐の歩み、今後の展望を世界に向け発信する內容となっている。
段躍中日本僑報社編集長は、「3月8日の國際婦人デーに合わせ、第一回『翻訳新人賞』の3名の女性受賞者を発表できることはとても意義がある。受賞者には今後も大いに活躍してもらい、中國語の素晴らしい書物を日本語訳することで、日中の相互理解にさらなる貢獻をしてもらえるよう心から期待している」と述べた。
日中翻訳學院http://fanyi.duan.jp/
「中國の未來」http://duan.jp/item/139.html
「中國のグリーン?ニューディール」http://duan.jp/item/134.html
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2014年3月7日