米國が日本の軍事力の南中國海への進入を促すのは、そのアジア太平洋リバランス戦略を進める力が不足しており、日本の力でこれを補う必要があるということだ。ロバート?トーマス司令官の29日の発言には、中國の反応を伺うという米國の狙いがある。中國ははっきりとした態度を示し、米日の今後の決定に影響を及ぼすべきだ。
航空自衛隊が米國の招きを受け南中國海に入った場合、それは米日同盟が正式に南中國海に勢力を延ばしたことを意味する。これは雙方による、釣魚島(日本名?尖閣諸島)は米日同盟の適用範囲內という宣言よりも、エスカレートした行為だ。これは中國に対する公然たる挑発、中國を「仮想敵國」とする行為として見なければならない。中國もかつてない厳しい姿勢で対応するだろう。
ここでは日本にいくつかのことを忠告しておこう。日本は中國の臺頭を懸念しており、中國に対する備えを強化している。これは大體理解できることだ。しかし日本はレッドラインの意識を持たなければならない。日本は中國に反する方向に突っ走り、ヒステリックになり、中國のアジア太平洋地域における最大の敵になるべきではない。
中國を敵國とするいかなる狀況も、日本の國益には合致しない。日本は軍國主義の道を再び歩もうとしているが、このリスクを受け入れる能力はない。アジア太平洋のパワーバランスは変化が激しく、日本は米國に追従すれば萬事問題なしというわけではない。日本は本當に米國への「忠誠」を誓い、米國の鉄砲玉になるべきではない。
中米はアジア太平洋の大國だ。新型大國関係の発展において、両國が容易に仲違いすることはない。米國が日本を力強く前に押すならば、中米は日本を巡り大國間のゲームを展開するかもしれない。その日本に対する危険性は、中米に対するリスクを上回る。日本は賢明になり、自分が中米という2人の巨人を操れるなどと愚かなことを考えてはならない。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2015年1月30日