安倍首相が9月3日に天安門広場で開かれる閲兵式に出席する可能性が低いならば、この日の前後に訪中する可能性も高くはない。これは単純な日程の調整ではない。本件がうやむやになり、安倍首相が閲兵式に出席せず、9月上旬の訪中を実現(xiàn)しなかった場合、中國と日本が過敏な反応を示すことはないだろう。雙方がこれを理由に公然と対立することはなく、その過程における食い違いの印象を薄れさせることだろう。
中日関係は全體的に見て、改善の過程にある。習近平國家主席も、今年9月に訪米を予定している。また抗戦?反ファシズム勝利閲兵式も、喜ばしい記念活動である。これらの要素は、中日の意思疎通の姿勢に影響を及ぼすだろう。
中國は今年初めて、抗戦?反ファシズム勝利大型閲兵式を実施し、第二次大戦中の東洋の戦場および中國の軍民による貢獻を世界に振り返らせ、人々の意識および第二次大戦の記念の構造を調整する。招待を受けた首脳が訪中するか否かは、さまざまな要素から影響を受ける。この要素は常に中國をめぐり存在しており、中國人がこの特殊な日を祝う意欲に影響を及ぼすことはない。
中日の首脳が9月3日の閲兵式で共に姿を現(xiàn)せば、中日の和解の重要なシグナルになる。これが実現(xiàn)されなければ、両國関係の改善の狀況、特に日本社會の侵略戦爭に対する反省が、安倍首相の同日の訪中を促す程度には至っていないことが分かる。これは中日雙方にとって遺憾なことであり、中國だけが遺憾なわけではない。この不確定要素に対する我々の基本的な態(tài)度は、「事態(tài)の成り行きに任せる」だ。
「中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」 2015年7月13日