安倍晉三首相は8月24日の自民黨役員會で、「血は吐いていませんから」と冗談交じりに言った。出席者からは自ずと笑みが漏れた。日本の週刊誌が8月19日に記事を掲載すると、安倍首相の健康問題が日本の最大の関心事になった。安倍首相の顔のしわが増え、顔色も悪くなっているが、これは「戦う政治家」(自稱)のイメージに合っている。腰がやや曲がり、軽やかな足取りとも言えない。これは安保関連法案の審議による疲れであり、健康には何の問題もないはずだ。。(文:陳言?日本企業(中國)研究院執行院長)
はなをかむ安倍首相を見た幹部の一人が、「首相は25日も參院特別委員會の審議に出る予定がある」と気遣うと、首相は「血を吐く思いで頑張っています」と答えた。
日本の現在の重要時は、安保関連法案の早期成立だ。毎週必ず市民が首相官邸前で抗議を行っている。彼らは審議中の安保関連法案を「戦爭法案」と呼んでいる。安倍首相の閣僚らも國會で、自衛隊は今後前線の外國の友軍に弾薬を運ぶほか、戦爭で必要ならば核兵器であっても輸送すると答弁している。核兵器の攻撃を受けた國の政治家の発言とは信じがたい。
ほぼすべての日本メディアが24日、菅義偉官房長官の記者會見での答弁について報じた。9月3日前後に、安倍首相が訪中する可能性はないというのだ。
日本で最も差し迫った取り組みは、戦爭に加わり戦爭を発動する権利を持たせる集団的自衛権の行使容認だ。戦後70年に周辺諸國との和解を検討することは、まだ議事日程に上がっていないようだ。アジアとの和解も、重要ではなくなっている。
半年の外交の努力が水の泡に
戦後70年に周辺諸國と和解する機會を手にする。これは日本が半年に渡り努力してきた、周辺諸國からも積極的な反応を得られた一大事だ。