浙江寧波海事裁判所が12月22日に発表した情報によると、アジア最大で中國唯一の45萬トン級埠頭が、日本國籍の船舶の接觸を受け破損した事故が、3年半の審議を経てついに終止符を打たれた。裁判所は最終判決で、事故を起こした日本企業側に対して、被害者側の寧波実華原油埠頭有限公司への5500萬元の賠償金支払いを命じた。
日本國籍の船舶「高鈴(TAKASUZU)」は2012年5月18日11時16分頃、同社の45萬トン級埠頭に停泊する際に操作を誤り、埠頭に接觸した。これにより埠頭に破損が生じた。埠頭は港灣行政機関の要求に基づき、稼働を停止した。
中國石油化工集団公司と寧波港集団が埠頭を共同建設。埠頭は2012年5月16日に、浙江省政府弁公庁による稼働開始前の審査に合格し、対外的に開放された。接觸事故は埠頭の正式な稼働開始から3日後に発生した。事故の発生により、中國石油化工集団公司は埠頭から輸送されるはずだった原油を日照実華原油埠頭有限公司に移すことになった。寧波実華原油埠頭有限公司は事故により、長期的に経営?収入の損失を被った。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2015年12月24日