麗澤大學(xué)特任教授 三潴 正道
「教育熱心と言えば、最近“學(xué)區(qū)房”っていう記事を読んだことがあるわ」
「そう、街の通りなんかによく宣伝の看板がある」
「子供をいい學(xué)校に入れたいから、その學(xué)區(qū)內(nèi)に家を買うんでしょ」
「その通り。最近はずいぶん値段も高くなっちゃったんだ」
「家を二つも持ったら無駄よね。夫婦別居するのかしら」
「いや、大事なのは住所があることなんだよ」
「でも、家を買うんでしょ?」
「実際はいろいろあるんだ」
「いろいろって?」
「普通の一軒分の敷地を何分割かしたり、極端なのは公衆(zhòng)トイレが住所だったり…」
「それってインチキじゃない」
「住まない家を買うことだって似たようなもんだよ」
「あきれた!でもお金はかかるのよね」
「中國人は共稼ぎが多いけど、片親の収入を子供の教育費(fèi)につぎ込むのは普通だ」
「フー。大変……」
「この間ね、街で青空床屋やっているおばさんに、息子さんは?って聞いたんだ」
「そうしたら?」
「ハーバード大學(xué)に留學(xué)しているって!」
「すごい!そういえば、私の家の前でいつも果物売っているおばさんも、娘さんは……」
「ハーバードかい?」
「ううん、ロンドン大學(xué)だって。それもすごいわ」
「だから、中國で子供向け教育産業(yè)は大人気さ」
「日本の新聞で見たことある」
「何を?」
「公文に東進(jìn)ハイスクール、それからヤマハのピアノが中國で人気だって」
「うん、日本の學(xué)習(xí)塾は隨分進(jìn)出しているよね」
「でも、中國の子供がちょっと可哀想だわ」
「それは中國でも最近問題になっている」
「そりゃそうよ」
「日本に來た中國人は日本の幼稚園や小學(xué)校の授業(yè)を見てびっくりするんだ」
「ゆとり教育ね。でも、それで日本の子供の児童の學(xué)力が中國に負(fù)けちゃったんですって」
「日本の子供たちも結(jié)構(gòu)習(xí)い事はしているの?」
「あたしの姪、今、小學(xué)2年生だけど、ピアノにバレーよ。私は取り柄無し!」
「君はね、存在自體が癒しだから、それでいいんだよ……」
「中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」 2017年3月16日