『日本新華僑報網』によると、日本の食と風俗に注目すべき変化が現れ、風俗店が減り、中華料理店が増えつつある。

埼玉県川口市の西川口駅周辺は、以前は「ネオン街」で、多くの風俗店が集まっていた。日本で新しい『風俗営業法』が施行されてから、多くの風俗店は違法営業となり、2007年以降に閉店していった。

川口市の住民約60萬人のうち、1萬7391人が中國人である。多くの空き店舗を目にした現地の中國人はいても立ってもいられず、起業するようになった。

現在、西川口駅から徒歩5分圏內には20店以上の中國料理店がある。山東料理や四川料理などの中國でもよく目にする料理のほか、新疆ケバブなどの店もあり、おいしいものを求めてやってくる人は後を絶たない。

中國料理店が次々とオープンし、付近で和食店を経営する日本人も恩恵にあずかった。彼らは、「西川口は中華料理店のおかげで以前の活気を取り戻し、私たちの経営狀態も良くなった。西川口に食べに來る人が増えている」と話している。川口青年會議所の理事長は、「西川口は日本で數少ない中華料理店が集まる地域の1つだろう。この特徴は多くの人を引きつけ、景気を後押しする」と語った。

西川口で中華料理店を経営する劉珍さんは、「現在、川口市民は、中國人も日本人も中華料理といえば西川口を思いつく。飲食店を経営するのは金儲けのためというより、日本人に本當の中國料理を好きになってもらいたいため」と話した。

「中國網日本語版（チャイナネット）」　2017年4月27日