「北京―東京フォーラム」開幕式で基調(diào)演説を行う徐麟氏

　第16回「北京―東京フォーラム」が30日に開幕した。フォーラム中國側(cè)指導(dǎo)委員會主任、國務(wù)院新聞弁公室主任の徐麟氏は基調(diào)演説の中で、「世界は現(xiàn)在、百年に一度の大変動を迎えている。新型コロナウイルス感染癥のパンデミックにより國際情勢が急激に変化している。一國主義と保護(hù)主義が臺頭し、國際構(gòu)造に深い調(diào)整が生じ、不安定?不確実な要素が大幅に増加している。これらを背景とし、いかに両國関係を正しい軌道上で持続的に前向きに発展させ、新時代の要求に合致する中日関係を構(gòu)築するかは、我々が深く思考すべき時代の命題だ」と指摘し、次の3つの思考を掲げた。

　（一）情勢が複雑で厳しくなるほど、我々は時代の大きな流れをはっきり認(rèn)識し、人類運命共同體の理念により新時代の中日関係を計畫するべきだ。新型コロナウイルスなどの世界的な問題が現(xiàn)在、かつてない挑戦をもたらしている。人類社會は苦楽を共にしており、各國の利益と安危がつながっており、一國だけ無事で済むということはない。手を攜えることで、初めて人類に共通する挑戦に対応できる。我々は世界的な高みに立ち、人類運命共同體の理念により両國関係の発展を思考?促進(jìn)するべきだ。相互尊重、大同につき小異を殘すを基礎(chǔ)とし、手を攜え協(xié)力する互恵?ウィンウィンの新構(gòu)造の構(gòu)築を積極的に推進(jìn)し、両國関係を正しい軌道上で持続的に前向きに発展させるべきだ。

　（二）不確実な要素が増えるほど、我々はいっそう共に責(zé)任を擔(dān)い、新時代の中日関係の良好な相互作用を促進(jìn)するべきだ。感染癥は世界経済に大きな衝撃を及ぼしており、今後は不確実性に満ちている。中日両國に矛盾と食い違いが存在するが、より多くの共通する利益を持ち、數(shù)多くの共通の挑戦にも直面している。両國はいずれも世界の主要経済體、地域の重要な國であり、感染癥と戦い世界を正常な発展の軌道に戻らせる大きな責(zé)任を擔(dān)っている。両國は共に責(zé)任を擔(dān)い、両國間の敏感な問題を処理し、食い違いを適切にコントロールすることで、中日関係を極力安定的に発展させ、不確実な世界に確実な要素をもたらすべきだ。

　（三）一國主義と保護(hù)主義が勢いを振るうほど、我々は共通の利益を拡大し、新時代の中日関係の発展に原動力を追加するべきだ。感染癥が世界の産業(yè)チェーンとサプライチェーンに衝撃を及ぼし、一國主義と保護(hù)主義が日増しに世界ガバナンスメカニズムの力を弱めている。中日両國はアジアと世界の重要な國として、開放型世界経済及び國際協(xié)力體制を共に維持する責(zé)任を持つ。中國市場は巨大で、発展の強靭性が高く、両國の経済の相互補完の優(yōu)位性が依然として顕著だ。雙方は協(xié)力の革新をさらに掘り下げ、より多くのより広い共通する現(xiàn)実的な利益を拡大し、手を攜え新時代の中日関係の長期安定を推進(jìn)すべきだ。

　「中國網(wǎng)日本語版（チャイナネット）」2020年11月28日