日本の共同通信社の中國(guó)語(yǔ)ウェブサイトで発表された情報(bào)によると、日本政府の2021年版防衛(wèi)白書の素案の內(nèi)容が13日、判明した。記事によると、白書は「臺(tái)灣情勢(shì)の安定は、日本の安全保障や國(guó)際社會(huì)の安定に重要」と初めて明記した。白書の素案が臺(tái)灣情勢(shì)の日本への影響に觸れたのは、日米首脳が4月の共同聲明で52年ぶりに「臺(tái)灣」に言及したことを踏まえ、有事に備える姿勢(shì)を示す狙いがあるという。國(guó)防部の呉謙報(bào)道官は記者からの質(zhì)問に対して、「中國(guó)側(cè)はあらゆる國(guó)のあらゆる手段による臺(tái)灣問題への介入を絶対に認(rèn)めない。中國(guó)は統(tǒng)一されなければならず、必然的に統(tǒng)一される。日本側(cè)は手を長(zhǎng)く伸ばしすぎるべきではなく、ましてや実際的ではない幻想を抱くべきではない。これは非常に危険だ」と答えた。(筆者?王維時(shí) 上海政法學(xué)院北東アジア研究センター客員研究員)
実際に昨年9月に菅義偉內(nèi)閣が発足した後、日本政府の対中外交の態(tài)度が歴史への逆行を続けている。南中國(guó)海、臺(tái)灣地區(qū)、釣魚島、西蔵(チベット)、新疆などの問題で頻繁に難癖をつけ、悪意をもって中國(guó)の外交、軍事政策、國(guó)家発展戦略を攻撃している。防衛(wèi)省は今年の3月に「中國(guó)の南中國(guó)海での活動(dòng)」を発表し、中國(guó)の南中國(guó)海における軍事態(tài)勢(shì)を公式発表する世界の先例を作った。日本の茂木敏充外相は4月27日の閣議で2021年版外交青書を報(bào)告し、いわゆる「中國(guó)の脅威」の誇張に力を入れた。中國(guó)の東中國(guó)海や南中國(guó)海における海洋行動(dòng)について、青書は初めて「日本を含む地域と國(guó)際社會(huì)の安全保障上の強(qiáng)い懸念」と明記した。2020年版は「地域と國(guó)際社會(huì)に共通する懸案」だった。また青書は初めて臺(tái)灣を「極めて重要なパートナー」として位置づけた。
日本の中國(guó)への態(tài)度の変化には総合的な考えがあるが、重要なのは米大統(tǒng)領(lǐng)の交代に伴う米國(guó)のアジア太平洋戦略の変化を受けた調(diào)整だ。長(zhǎng)期的に日本は中國(guó)との経済関係と安全関係を分けている。中國(guó)との経済関係発展によるメリットを捨てようとしないが、東アジアにおけるパワーバランスの変化の現(xiàn)実を受け入れようとしない。2017年以降の中日関係の改善は本質(zhì)的に、雙方の「経済?社會(huì)発展分野の互恵?ウィンウィンを軸とする雙方向の多元的な協(xié)力の需要」という內(nèi)在的な働きかけによるものだった。しかし米國(guó)からの持続的な影響が、中日の歩み寄りをさらに促したことは間違いない。特にトランプ政権の一國(guó)主義的な「型破りの外交政策」により、日本は同盟の信頼性がかつてないほど不確かであると感じた。安倍首相(當(dāng)時(shí))は2018年に訪中した際に、日中関係を競(jìng)爭(zhēng)から協(xié)力に変え、第3國(guó)協(xié)力の空間を拡大すると明言した。しかし日本による過(guò)去數(shù)年の政治?経済レベルの中國(guó)との関係改善と接近は、戦略?安全レベルの構(gòu)造及び関係の変化をけん引しなかった。
バイデン政権の発足後、その戦略の重心が中東からアジア太平洋に回帰し、同盟関係修復(fù)が大々的に宣言されたことで、日本政府は安保?外交の過(guò)激な態(tài)度を取り戻し、米國(guó)のアジア太平洋戦略の急先鋒になった。中國(guó)を刺激する姿勢(shì)を繰り返すことで、米新政権に認(rèn)められようとしている。
ただし、日本が「二點(diǎn)張り」という戦略を放棄することはない。新型コロナウイルスが猛威を振るい、世界経済の発展が疲弊する現(xiàn)狀下、対中経済関係という命綱をつかむことが極めて重要であることを心の中で熟知している。そのため4月27日に外交青書を発表した翌日、國(guó)會(huì)で速やかにRCEPが承認(rèn)された。日本は中國(guó)、シンガポール、タイに続き4番目に國(guó)內(nèi)承認(rèn)手続きを終えた國(guó)になった。安全面で米國(guó)に依存しながら、経済面で中國(guó)に依存しようとしている。
中日関係は再び「政冷経熱」の局面に陥りそうだ。長(zhǎng)期的に見ると、日本が自國(guó)の戦略を徹底的に見直し、中國(guó)への心と態(tài)度を正さなければ、中米の駆け引きの「大博打」により自國(guó)の良好な発展の道を歩み続けることはできない。
?中國(guó)網(wǎng)日本語(yǔ)版(チャイナネット)?2021年5月20日