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360v360.cn |03. 09. 2021

「専門家がズバリ66」「新時代の要求に合致する中日関係」をいかに築くか?

タグ: 新時代 中日関係 社會科學院 持続可能

   

 新型コロナウイルス感染癥の衝撃を受け、世界的な変動がハイペースで進み、中米の駆け引きが激化しています。中日関係も複雑化しており、「新時代の要求に合致する中日関係」の構築が重要な節目を迎えています。中國社會科學院が主催し、中國社會科學院日本研究所が事務局となる「新時代の要求に合致する中日関係の構築を目指して」並びに日本研究所設立40周年國際學術シンポジウムが8月28日、北京市で開催されました。國內外の來賓が率直かつ深く議論しました。


 全人代常務委員會の顧秀蓮元副委員長は、「両國の善隣友好関係の発展は両國人民の根本的な利益に合致し、かつ地域ひいては世界の平和と発展に資する。これは中日國交正常化の歴史の経験だ。重大かつ敏感な問題といかに向き合い、適切に処理するか、特に歴史及び臺灣問題は中日関係の前進と後退の試金石になっている」と指摘しました。新時代の要求に合致する中日関係をいかに構築するかについて、顧氏は感染対策の協力の強化、五輪協力の展開、経済協力の奨勵、男女平等の促進、青少年の交流の拡大などを提案しました。


 日本の福田康夫元首相は、「21世紀に入り、防疫やテロ対策などによって安全保障に新たな內容が加わった。日中両國はこれをめぐり協力を強化し、かつ人類運命共同體の理念に基づき対応すべきだ」と指摘しました。


 中國社會科學院の謝伏瞻院長は、中日関係の健全かつ安定的な発展について、▽歴史の伝承を堅持し、中日関係の本質的內容及び根本的方向を正確に把握する▽戦略的安定を維持し、敏感な問題と対立及び摩擦を適切に管理?制御する▽時代の流れに順応し、共同の利益と協力分野を掘り下げ、拡大する▽文明の相互參照を促進し、中日民間往來及び世論の雰囲気を持続的に改善する――という4點を提案しました。


 日本の垂秀夫駐中國大使は、「昨今の日中関係は必ずしも順調ではないが、雙方は互いに最も重要な二國間関係の一つだ。立場の異なる相手であっても誠実に意思疎通を重ねるべきだ。東京オリンピック?パラリンピックの後、北京もいよいよ冬季オリンピック?パラリンピックを迎える。東京での成功が北京での成功につながり、來年の北京冬季オリンピック?パラリンピックが成功裏に開催されることを希望している」と指摘しました。


 中日友好協會常務副會長、元中國駐日本大使の程永華氏は、「まず、新時代の要求に合致する中日関係の構築は、日本側が客観的かつ理性的に中國の発展を見る必要がある。中國の発展の道は中國の國情に合致する、歴史と人民の選択だ。中國の発展は平和的発展で、中國の発展は世界のチャンスであり、中國の発展は世界に福をもたらす。次に、新時代の要求に合致する中日関係の構築は、両國の民意と社會の堅固な基礎が必要だ。日本國內の中國への好感度が近年低迷しており、中日両國の人々に依然として相互を客観的?全面的?理性的に認識できないといった問題が殘されているが、中日は地理的に近く文化が相通じ、両國の民間友好と地方交流に深く厚い基礎、優れた伝統があることに注意しなければならない」という2つの考えを示しました。


 中國社會科學院日本研究所の楊伯江所長は、「中日関係は2017-19年の改善?好転の段階を経た後、現在は再びどの道を選ぶかに関する重要な山場を迎えている。情勢が複雑であるほど、中日はいっそう感染癥の困難を克服し、接觸と意思疎通を堅持し、情報の壁を打破し、相互信頼の流失を阻止するべきだ。情勢が複雑であるほど、我々はいっそう初心を貫き、相互理解及び尊重を堅持し、理解を深め互いに寛容になるよう取り組むべきだ」との見方を示しました。


 現在の複雑に錯綜する世界の変動を迎え、中日による「新時代の要求に合致する中日関係」の構築を促し、中日関係の持続可能で安定的な発展を実現するため、本シンポジウムは多くの価値ある建設的な観點と考え方を示しました。



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