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臺灣海峽に介入すれば、日本は極度の危険に

中國網日本語版  |  2023-06-24

臺灣海峽に介入すれば、日本は極度の危険に。

タグ:臺灣 有事 平和憲法 集団意識 沖縄 琉球 戦爭

発信時間:2023-06-24 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

文=劉剛?沖縄大學名譽教授

 日本の新世代の政治家が主導する現內閣は、米國の「インド太平洋戦略」の言いなりになり、重大な選択とリスクに直面している。岸田政権は國際情勢の大きな動きを見誤り、政策と外交で道をそれている。米國に追隨すればその勢いで有利な立場を占め、平和憲法の束縛から脫卻し、政治大國という古い夢を溫められると考えている。この流れに逆らう自縄自縛の行動は大きな政治リスクと安全リスクを迎える。これは日本の未來の発展と國民の安定?幸福にとって極めて危険であり、早急に目を覚まし是正するべきだ。

 (一)日本は臺灣海峽に介入しようとうずうずしているが、これは政治と安全の危険行為だ。中國側は國際情勢、特に東アジアの周辺の安全環境の変化を受け、臺灣問題は中國の內政であり、中國の核心的利益の核心であると再三強調してきた。ところが日本の一部の政治家はこれまでの手法を改め、「臺灣有事は日本の有事」と叫び、臺灣海峽問題に積極的かつ能動的に介入している。

 日本の政界からは本來あるまじき臺灣関連の発言が頻繁に飛び出しているが、これは日本の一部の人物の內心の焦りと不安を示している。臺灣関連情勢を利用?9?9介入することで國內外の政策の突破と、日本経済?9?9社會の長期的な低迷を変えようとし、かつ國民から支持を得ようとする。これは彼らの主観的な願いで、日本の政治化におけるリスクと圧力が日々増大していることの現れだ。

 日米安全保障の徹底を保証し、いわゆる「自由な世界」への支持をアピールし、大國として國際社會に対して果たす「責任」と役割を強調する。これが臺灣海峽情勢に介入する日本の都合の良い計算だ。これは実質的には、米國及びそのイデオロギーと価値観に追隨することで米國から保護を受け、政治?9?9軍事大國になるという日本の願いを葉えるものだ。

 臺灣問題は中國の內政で、一つの中國の原則は中日交流の政治的基礎だ。過去數十年の経験を見ると、中日はイデオロギーが異なるが、両國が平和的に交流し互恵とウィンウィンであれば、共同の発展と繁栄を実現できる。しかし日本の政界には、中國の現代化の臺頭を客観的かつ理性的に見れない者がいる。これは日本の政界に國際情勢を見誤る集団意識が生じたことが根本的な原因だろう。

 (二)臺灣海峽に介入する米國を支援する日本の政策の衝動が、沖縄と南西諸島を戦爭の泥沼に向かわせている。現実を見ると、日本の一部の政治家は盲目的かつ日和見主義的に政策面で國民を操っているが、これはエネルギーの生命線を効果的に守れないばかりか、周辺地域、特にいわゆる南西諸島を戦爭に引きずり込む可能性がある。その時になり米軍があっけなく撤退した場合の大きな犠牲を日本は考えたことがあるだろうか。

 日本の政界の一部の人物はしばしば大げさに驚き、「中國脅威論」を作り、いわゆる「國益」で平和を愛し戦爭に反対する國民の願いを操り、「中國が日本のモノを盜みに來て、日本人の生活を変える」とうたっている。これは極右が街頭で掲げるプラカードのコピーのようだ。実際に日本政府は近年、臺灣島に近い一部の島嶼で軍事施設とミサイル基地を設置している。島の人々は自分たちが暮らす地域が軍事衝突の最前線になることを懸念している。沖縄本島だけでなく多くの南西諸島の人々も抗議デモに參加している。彼らはこれらの島嶼のさらなる軍事化を望んでいない。

 (三)中國側の人員はある中日対話イベントで、「中國が琉球の地位の問題を掲げたら(もしくは中國が琉球の獨立を支持したら)日本側はどう思うか」と、日本側に考え方を変えるよう善意で注意を促した。日本側の議員は當時、直ちに絶対に有り得ないと述べた。それでは日本側は臺灣ならそれは有り得るかと考えるべきだ。答えは當然ながら「もっと有り得ない」だ。

 日本人にとって戦爭の犠牲は振り返るに忍びない。沖縄や広島などの各地は戦爭によって辛い犠牲を強いられた。戦爭の苦しみを味わい盡くした古い世代の日本人は、國が戦爭の古い道に戻ることを非常に懸念している。當然ながら日本の新世代の政治家が「臺灣有事」を口実に軍事大國を目指す危険な道に再び戻ることを支持していない。最近すでに日本人が自発的に抗議活動を実施している。

 ところが選挙という政治制度の欠陥により、日本人は意見を統一し効果的な力を形成し、保守勢力の危険な動きを阻止することが困難だ。中日國交正常化が難航したことからも、日本の一部の政治家が臺灣海峽の「未統一」「未獨立」の局面を維持しようとしていることが分かる。日本政府は最近、臺灣海峽情勢を煽り、「NATOのアジア太平洋化」を積極的に促している。これは火に油を注ぐ行為で、極めて危険だ。

 日本政府が米國に追隨し、中國に極力圧力をかけようとするならば、勝算はまったくない。計算を間違えた日本の政治家は、すでに大きくズレている方針を見直すべきだ。米國に盲目的に追隨し臺灣海峽問題に介入すれば、それは必ず大きな政治リスクを伴い、日本國民の長期的な利益を犠牲にする。日本の政界は中日関係の世紀の大局を見據え、正しい判斷を下すべきだ。

「中國網日本語版(チャイナネット)」2023年6月24日

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