色とりどりの「宇宙飛行士専用食品」や「宇宙飛行士のために作られた食品」の真贋はどうなのだろうか。調査によると、消費者の多くは最近人気の宇宙飛行士の故郷の特産品や宇宙飛行士専用食品が本物であるか、偽物であるかにさほど注意を払っていないという。
広州市天河區に住む「おいしいもの大好き」な悅さんは、「グルメの多くは概念的な商品だ。最近は宇宙飛行士のメニューといった生活方面に注目する人が増えており、多くの企業がこの商機に注目している。これは消費者にとっても悪いことではない」と話す。またあるネット利用者は、「産地の偽裝といった消費者をだますようなことをしなければ、各地の特産品をいろいろ購入できるのは食いしん坊たちの楽しみになる」と話す。
▽宇宙服のレプリカに1萬元 ビジネスツールに
各種グルメの相次ぐ登場だけではない。コスプレ衣裝を取り扱う漫畫?アニメ関連の実體店舗やネット店舗では、最近目に付く場所に「宇宙服、船內服、船外服あります」の表示が掲げられるようになった。値段は數十元から數千元までさまざまだ。
宇宙服などを取り扱うある店舗の顧客サービス係によると、大部分の顧客は映畫作りの小道具やビジネスツールとして、またイベントやショーで使用するために宇宙服を購入する。個性的な贈り物として購入する人もいるという。
この顧客サービス係によると、同店では以前から宇宙服の精巧なレプリカを販売していたが、火がついたのはここ2日ほどのことだ。この2日間に、インスタントメッセンジャーのQQや飛信を通じて、また直接電話して宇宙服について問い合わせてくる人がかなり増えた。今では24時間體制の3回線を準備して問い合わせに答えている。取り扱い商品が聶海勝さんや張暁光さんの著ている宇宙服と同じかどうかをたずねる人が多いが、自分のところで取り扱う製品は精巧なレプリカで、本物の宇宙服ではない、と話す。
「人民網日本語版」2013年6月13日