新安晩報、安徽網の記者が中國科學技術大學から得た情報によると、同校は2014年の卒業生に記念品として配布する、5980個の卒業指輪を作成した。同校の學生工作部の職員は、「指輪にはそれぞれナンバーが刻まれており、生徒にとっては良い青春の記念品になる」と語った。
學生工作部の職員の曹勇氏は、「昨年は1760人の大學卒業生にしか配布しなかったが、今年は院生も対象となったため、5980個が配られた。卒業指輪は限定品で、材質にはチタン鋼が採用された。1個當たりのコストは數十元に達する。このアイデアは米陸軍士官學校(ウェスト?ポイント)のもので、卒業生の青春の記念品にしようとした」と説明した。
卒業指輪の正面には「USTC」(中國科學技術大學の英語の略稱)、裏側には「2014―(各自のナンバー)」が刻まれており、1枚の証書も付けられている。これは世界で一つだけの指輪だ。海外留學を控えた丁さんが配布された卒業指輪のナンバーは、「2014―3907」だった。「卒業指輪をもらえて嬉しい。ナンバーはランダムで決められるが、変えることもできる。ナンバーを選んだら、職員に登録を申請すれば良い」と述べた。
中國科學技術大學內のイントラネットの掲示板が、このほど活況を呈している。多くの卒業生が、自分の欲しいナンバーを求め投稿しているのだ。ハンドルネーム「Ded」さんは、「3994をボーイフレンドの誕生日の1128と取り替えたい。食事をおごります」と投稿した。
曹氏は、「卒業指輪は攜帯と保存に便利で、卒業生から好評を博している。一部のOBも配布を求めているが、本校には今のところその予定はない」と答えた。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2014年5月29日