春節休暇がまだ終わらない頃、張さん(仮名)夫婦は2歳半になる貝貝ちゃんの子育てのために、実家から北京へ急いで戻った。貝貝ちゃんは年末に申し込んだ幼稚園の面接を控えていたが、彼らが幼稚園の近くに借りた部屋は片付いておらず、自宅の部屋も賃貸に出せてないなど、多くの事を早急に処理する必要があった。
張さんと夫はそれぞれ山東省徳州市、河北省石家荘市の出身。中國でも特に人口の多い2つの省では、「一人っ子」政策世代であっても「2子以上を出産」していることが多い。張さんたちの実家も3人の子どもがおり、彼らには弟と妹が1人ずついる。親戚が一堂に會した春節期間の年越しは非常に盛り上がり、普段3人家族の張さんは特別な感慨を覚えながら、もしもう一人子供を生んだら家庭の寂しさは減るのだろうかと考えた。
この考えはたまたま張さんの脳裏に浮かんだわけではなく、昨年1月1日の「全面的な2人っ子出産」政策の施行後、同級生や友人、同僚の間で常に話題となってきた。春節に親戚を訪ねると、普段それほど付き合いの無い親戚までもが「2人目はいつ?」と聞いてくる。張さんも以前この問題について考えたことがあり、特に子どもの貝貝ちゃんに遊び相手がいなく、両親やおもちゃが貝貝ちゃんの一人っ子の孤獨を本當に解消してあげられないのをみると、自分が小さい頃弟や妹と思う存分遊んだ情景が思い浮かぶ。「もし、貝貝にも弟か妹がいたら…」。そう考えてもすぐに張さんは顔を振って幻想から現実へ戻る。実際に彼女は第2子を育てられる狀況ではないのだ。
“北漂”第一代:“生二胎心有余而力不足”
中國網2月27日訊(記者 李明艷)春節假期尚未結束,小張(化名)夫婦就不得不帶著兩歲半的愛子貝貝,輾轉從老家趕回北京。貝貝年前報名的幼兒園托班很快就要面試開學,但他們在附近租的房子還沒收拾利落,自家的房子也尚未出租,還有很多事情急需處理。
小張和丈夫分別來自山東德州與河北石家莊,這是中國知名的兩個人口大省,哪怕在執行“獨生子女”政策的年代,“超生”現象也并不鮮見。就拿他倆自己來說,兩人家里都是三個孩子,他們各自還有一弟一妹。春節期間,大家庭所有成員歡聚一堂,年過得格外熱鬧,這讓平常習慣了三口之家的小張特別感慨——要是再生一個孩子,以后家里會不會少些冷清?
這個想法并非偶然蹦進小張的腦海。自從去年1月1日“全面二孩”政策正式實施以來,這已成為同學、朋友、同事之間經常討論的話題;春節期間走親訪友,七大姑八大姨上來就問:“你什么時候要二胎?”小張也曾思考過這個問題,尤其是看到兒子貝貝沒有玩伴,父母或玩具并不能真正消除貝貝作為孩童的孤獨時,自己小時候和弟弟妹妹瘋玩兒的畫面就會浮現在眼前。“如果貝貝也有個弟弟或妹妹……”但很快,小張就會將頭一甩,從幻想中回到現實——現實的狀況,實在不允許她生二胎。