「ただちに挿管、ECMO裝著!」-新型コロナウイルス感染によって呼吸不全の癥狀を呈した李さんは、別の病院から武漢市金銀潭醫院に搬送されてきた。同院を管轄する武漢協和醫院重癥醫學科の尚遊副主任率いるチームが速やかに緊急救命措置を開始した。チームの努力が実を結び、李さんは危険な狀態から脫出することができた。人民日報が伝えた。
ECMOとは、人工肺とポンプを用いて心臓や肺の代替を行う措置のことで、體外式膜型人工肺とも呼ばれている。新型コロナウイルス感染拡大を受け、重篤患者が増え続けるにともない、ECMOが不足するようになった。湖北?武漢でウイルスと最前線で闘う醫療チームを支援する目的で、中央指導チーム物資保障擔當班は、関連部門?委員會、各地の醫療機関、有志企業など各組織からの協力のもと、ECMO數十臺を調達した。ECMOは、重篤患者に対する救命救急治療や死亡率低減の面で重要な役割を発揮した。
中央指導チーム救命救急治療班のメンバーである國家衛生健康委員會醫政醫管局の張宗久局長は、「大まかな予測によると、ウイルス感染拡大が続くなか、ECMOによる救命救急治療を受ける條件が整った重篤患者のうち、ECMOによる救命措置の成功率は80%に上っており、これは醫學上での奇跡と言える」と述べた。