飲食店や食堂が効率的かつ合理的に「食べ殘しゼロ」キャンペーンを推進するにはどうするべきだろうか。上海大學の食堂で最近試験的に始まった「Sサイズ」が、検索ランキングで上位に入っている。この量が少ない料理は學生から広く歓迎されている。
上海大學の総務課の責任者である梁亮氏によると、同校は昨年より「源からの節約」を開始した。當時の上海では、ゴミ分別の社會の気運が高まっていた。同校は調査により食堂の生ゴミが多いことを知り、學生の間でリサーチを行い、學生との座談會を開いた。多くの學生からは、食堂の料理の量が1種類しかなく、少食の學生が食べきれない場合は捨てるしかないとの聲が寄せられた。また料理が口に合わないとの意見もあった。
梁氏によると、上海大學は昨年の下半期から益新食堂で「Sサイズ」を試験的に提供した。食堂のランニングコストを考え、一般的なサイズの料理の半額よりもやや上の価格設定になった。これは學生からも広く受け入れられた。「少食でも無駄にならず、食べ切れる人でも別の料理を楽しめ、価格も高くない」新學期が始まると、上海大學は「Sサイズ」を全國の20の食堂に広げ、試験的に提供した。またご飯を少なめに提供し、おかわりは自由という方法を初めて採用した。「Sサイズ」の種類や量は食堂によって異なるが、今後は徐々に全面的に広げていく。
「Sサイズ」が提供されると、學生から好評を博した。「この人に優しい、合理的な食事を提唱する」「Sサイズは実用的で、食べ殘しを回避でき、小食の人にとっては朗報だ。學校の外への普及を心から願う」といった意見が出た。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2020年9月11日